デイリーF1ニュース(2018年5月2日)マグヌッセン「妥協するのは好きじゃない」
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- マグヌッセン「妥協するのは好きじゃない」
- ルクレール、アロンソと戦えたことを喜ぶ
- スペインGPにおける各チームのタイヤセレクト
それではご覧ください。
マグヌッセン「妥協するのは好きじゃない」
アゼルバイジャンGPでは、レース中に接触したピエール・ガスリーから「レースしてきた中で最も危険なドライバー」と言われてしまったケビン・マグヌッセンですが、彼はどのような気持ちでレースに臨んでいるのでしょうか?
マグヌッセンがアゼルバイジャンGP前に受けたインタビューの中に、その答えがありました。
「妥協するのは好きじゃないんだ」とマグヌッセン。「私は何もかも捧げてしまうだろう。車の中で死ぬんじゃないかな。抑えきれないんだ」
「ヘルメットを着けてレースしていると、それが世界の全てだとわかる」
「私は家族が大好きだし、生活の中には楽しいものがたくさんある。しかし、私が車に乗っているときには何の意味もなさない」
「私にとっては車に乗っているときが、F1が人生の本質なんだ」
昨年ニコ・ヒュルケンベルグから、やはり「危険なドライバー」だと批判されたことに関して、マグヌッセンは次のように答えています。
「私はハードに競争している。中団グループがこのような状況では、ポイントを保証するものは何もない。そして時には、失うものすらない」
「ペナルティを受けるかもしれないし、フロントウイングを失うかもしれないが、もし11位なら失うものなんてない。頑張れ。時にはより積極的になる必要があるんだ」
「タイトルのために戦っているなら、長い戦いをしなければならない。アプローチを変えなければならない。もし私がタイトルのために戦っていたなら、同じようにレースすることは無いだろう」
ある意味、プロフェッショナルですよね。
シューマッハーも危険なドライビングをして非難されたことが何度かありましたが、マグヌッセンも似たようなものかもしれません。
もちろん危険なドライビングは良くないのですが、こういうのは勝てば官軍で、成功したときには「良いチャレンジ」として賞賛され、失敗したときには「危険だ」と批判されがちです。
なのでマグヌッセンのようなやり方が、一概に悪いとは言い切れないと思います。
Source :Magnussen, hard and fast and a blast from the past | uk.reuters.com
ルクレール、アロンソと戦えたことを喜ぶ
アゼルバイジャンGPではザウバーのシャルル・ルクレールが6位に入り、キャリア初のポイントを獲得しました。
中でもハイライトは、26周目の1コーナーでフェルナンド・アロンソをオーバーテイクしたことでしょう。
「フェルナンドはモナコで5歳だったころから見ているドライバーだったから、今日彼と競争することはかなりクレイジーだった」とルクレール。
「そして、彼と戦うことができた。僕たちはタイヤの優位性を持っていたから、レースの終盤でさえ、マクラーレンに比べて強く見えた」
「レース中、僕たちは彼らに比べて強く見えた。これは未来を大きく加速する」
ザウバーのマシンは直線が速いので、バクー市街地コースに合っていたのだと思いますが、大荒れのレースできっちりとポイントを持ち帰ったのは、ルクレールの力によるところが大きいはずです。
彼はここまで苦戦続きだったので、これを契機に飛躍してもらいたいですね。
Source: Battling childhood hero in Baku felt 'crazy’ for Leclerc | en.f1i.com
スペインGPにおける各チームのタイヤセレクト
ピレリがスペインGPにおける各チームのタイヤセレクトについて発表しました。
柔らかめのタイヤを多めにチョイスする傾向のあるマクラーレンですが、今回は3種類のタイヤをバランス良く選んでいます。
スペインGPで投入するという新しいエアロパッケージに合わせてのことかもしれません。
フェラーリはスーパーソフトを多めに選んでいますが、メルセデスはソフトとスーパーソフトを同数チョイスするなど、各チームで選択が結構バラついています。
ウィリアムズがスーパーソフトを最も多く選んでいるのは、シャシーの競争力不足を補うためでしょう。
トロロッソ・ホンダの2台は、平均的なチョイスと言ったところでしょうか。
同地で行われたプレシーズンテストでは好調だったので、ここ2戦での不振を払拭してもらいたいものです。
Source: Williams goes aggressive for Spain | pitpass.com
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