デイリーF1ニュース(2018年5月27日)ハミルトン「ワンストップのレースは退屈」
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- モナコGP 予選結果
- ハミルトン「ワンストップのレースは退屈」
- マルコ「フェルスタッペンのクラッシュは不必要」
- ロズベルグ「リカルドはフェラーリに行くべき」
それではご覧ください。
モナコGP 予選結果
レッドブルのダニエル・リカルドが、1分10秒台という驚異的なラップタイムを叩き出し、見事ポール・ポジションを獲得しました。
2番手となったセバスチャン・ベッテルも、「ダニエルを脅かすことはできなかった」と脱帽の様子。
オーバーテイクできないモナコにおいては予選順位が極めて重要ですから、リカルドが優勝する確率はかなり高いと言えます。
ハミルトン「ワンストップのレースは退屈」
ハイパーソフトタイヤの性能劣化が予想以上に大きそうな今年のモナコGPですが、メルセデスのルイス・ハミルトンは、それでもやはりワンストップになると予想しているようです。
インタビューで「ワンストップは可能か?」と質問されたハミルトンは、「それは目標だが、ここではとても良いとは言えないと思う」と答えました。
「彼ら(ピレリ)はウルトラソフトかハイパーソフトのマルチストップを僕らにさせるべきだ」とハミルトン。
「ワンストップはいつも退屈なレースになる。とくにオーバーテイクができないトラックではね。マルチストップは、それにエキサイトメントを与えてくれる」
「僕は確実にワンストップでいく。別のタイヤでは長い距離を走ることになるかもしれない」
コース上でクラッシュ等が起こって、セーフティ・カーでも導入されなければ、大きな順位変動は起こらないでしょう。
ピレリはマルチストップを促進すべく今年からコンパウンドを全体的に柔らかくしているのですが、なかなか上手くいきませんね。
Source: Hamilton expects a “boring” one-stop race | racefans.net
マルコ「フェルスタッペンのクラッシュは不必要」
レッドブルのヘルムート・マルコは、FP3の終盤にクラッシュを喫したマックス・フェルスタッペンを批判しています。
フェルスタッペンのマシンはギアボックスを交換しなければならず、予選に出走できませんでした。
フェルスタッペンはクラッシュの原因について、自分のミスであると認めています。
「いつも全開ではいけないということを、彼(フェルスタッペン)は学ばなければいけない」と、マルコは苦言を呈しました。
「全ては異なるインシデントだが、今回のは非常に不必要なものだ」
「彼は十分に辛抱強くは無いと思っている。彼は常に最速だが、リザルトとして残るのは、フィニッシュラインを越えたときだけだ。彼はより忍耐強く、状況をより良く判断する必要がある」
今季のフェルスタッペンは、ここまでの6戦で5回ものクラッシュを起こしています。
前戦スペインGPのように、クラッシュしても表彰台に上れることもありますが、優勝を狙うならノントラブルが大原則です。
Source: Monaco Grand Prix: Max Verstappen crash 'unnecessary’, says Red Bull’s Helmut Marko | bbc.com
ロズベルグ「リカルドはフェラーリに行くべき」
2016年のF1ワールドチャンピオンであるニコ・ロズベルグが、ダニエル・リカルドはフェラーリに移籍するべきだと主張しています。
「彼(リカルド)はフェラーリに行くべきだと思う」とロズベルグ。「レッドブルで(リカルドとベッテルは)一緒に働いていたが、1年間だけだった」
「ベッテルがリカルドの加入を喜ぶかどうかはわからない。レッドブル時代には、リカルドの方が速かったからね」
「それは別のこととしても、リカルドにとって良い選択だと思うし、良い移籍になると思う」
セバスチャン・ベッテルが、そのF1キャリアにおいてチームメイトに負けたのは、リカルドと組んでいた2014年だけです。
リカルドは2014年のドライバーズランキングで3位、ベッテルは5位でした。
フェラーリは内部のゴタゴタで競争力を失って低迷するのが常なので、不安要素を増やすべきではないのですが、ベッテルにプレッシャーをかけられるほどのドライバーは貴重です。
キミ・ライコネンの調子が良いだけに、フェラーリ首脳陣にとっては難しい判断となります。
Source: Daniel Ricciardo should join Ferrari for 2019 F1 season – Rosberg | autosport.com
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