デイリーF1ニュース(2018年7月3日)ストロール「ウィリアムズはストレートが遅い」
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお伝えするデイリーF1ニュース。
本日のニュースは以下の3本です。
- ストロール「ウィリアムズはストレートが遅い」
- ルノーは低い信頼性とブリスターに苦戦
- シルバーストン第3のDRSゾーンはコーナーを含む!?
それではご覧ください。
ストロール「ウィリアムズはストレートが遅い」
オーストリアGPでウィリアムズの2台は13位、14位でしたが、彼らだけが2周遅れにされるという屈辱を味わいました。
「残念なことに、我々にはパフォーマンスが無い」と語るのは、ドライバーのランス・ストロールです。
「ライバルよりもストレートの速度が遅い。25~30馬力くらいは失っているんじゃないか。どうすることもできなかった。全てのレースで同じだ。我々は遅すぎる」
「我々はタイヤや温度など全てで苦しんでいたし、戦略面では何もできなかった」
ウィリアムズが搭載しているのは、言うまでもなく最強のメルセデスエンジンです。
それでもストレートが遅いというのは、直線の速度がエンジンだけで決まらないという何よりの証明といえます。
STROLL: WE WERE STRUGGLING WITH EVERYTHING – grandprix247.com
ルノーは低い信頼性とブリスターに苦戦
予選用ブースト「パーティーモード」を投入したルノーでしたが、ニコ・ヒュルケンベルグはエンジンブローで早々にリタイア、カルロス・サインツもタイヤのブリスターに苦しめられ、12位で終えるのがやっとでした。
メルセデスも悲惨な週末を過ごしましたが、ルノーもそれに次ぐ酷さだったといえるでしょう。
「言うまでもなく、チームにとって最高のレースではなかった」と語るのはヒュルケンベルグです。「急にパワーが失われた後、すぐにクルマが煙を吹き始めて、私のレースはそれで終わった」
「今日はタイヤにブリスターが多く見られたので、原因を突き止める必要がある」とサインツ。「劣化は激しく、2回目のピットストップも問題の助けにはならなかった。残念なことに僕たちは多くのポイントを失った」
サインツは金曜日からタイヤマネジメントに集中していたものの、それでも差は生じなかったそうです。
路面温度と車の基礎的な何かが原因だろうと、サインツは推測しています。
イギリスGPでの復調を期するサインツですが、シルバーストンもタイヤへの負担が大きいサーキットです。
エンジンへの負荷も大きいサーキットですし、ルノーのマシンに問題があるのだとすれば、厳しい戦いになるでしょう。
Renault and Sainz also caught out by tyre blistering in Austria – f1i.com
シルバーストン第3のDRSゾーンはコーナーを含む!?
シルバーストンにも、第3のDRSゾーンが追加されるそうです。
新たに追加されるDRSゾーンは、「クラブ」コーナー先のストレート区間です。
2011年以降、コントロールラインが置かれているストレートですね。
面白いのは、高速S字の「アビー」と「ファーム」も、DRSゾーンに含まれていることです。
ブレーキを踏むか、スロットルを閉じればDRSは解除されますが、もちろんDRSを開いたまま突っ込んでいくこともできます。
ちなみに他のDRSゾーンは変わらず、エイントリーコーナー先のウェリントン・ストレートと、チャペルカーブの先にあるハンガー・ストレートに設置されます。
New Silverstone DRS zone will run through Abbey and Farm – racefans.net
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