デイリーF1ニュース(2018年7月17日)ルクレール「最初の3レースは多くの間違いを犯した」
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお伝えするデイリーF1ニュース。
本日のニュースは以下の3本です。
- ルクレール「最初の3レースは多くの間違いを犯した」
- アビテブール「F1はレース数を減らすべき」
- フォース・インディア、来年も新シャシーが必要なことを嘆く
それではご覧ください。
ルクレール「最初の3レースは多くの間違いを犯した」
好調を持続しているシャルル・ルクレールですが、シーズン序盤は慣れないF1に手こずっていたようです。
「僕は最初の3つのレースで、かなり多くの間違いを犯した」とルクレールは述懐します。
「最初の2~3レースは、僕にとって大きなチャレンジだった。それは特に、僕が車のバランスについて、エンジニアが答えを与えてくれることを要求していたために起こった」
「でもそれは間違っていたんだ。僕が非常にトリッキーな車を求め、そしてバクーでもう少し安定した車にトライするまで、それ(バランスの取れた車)は実現しなかった」
「直前のグランプリでポイントを獲得するにはどうしたら良かったか、次のレースではどうするか、そしてアップグレードがあるならそれを確認するために、レース後の月曜日か火曜日にチームと話す」
「車を運転しているときにはかなり大変なんだ。車の挙動はどうか、どんな挙動にしたいのか、間違った運転のやり方は何かについて考えることが、僕にとってとても重要だ。実際、運転しているときには頭がいっぱいになってる」
既に一人前のF1ドライバーとしてパドックでも認められているルクレールですが、気の緩みは無いようです。
「我々は信じられないような仕事をしている。それは素晴らしいけど、同時に期待値も上げている。まだ良い仕事をしていても、信じられないほどのことでなければ、周囲の人からは調子が悪いように見えるかもしれない。それには注意する必要がある」
フェラーリ入りの噂に関しても、ルクレール本人は動じていません。
「僕は自分自身に集中している。最も重要なことは、チームが幸せで、チームが毎週末に何を期待しているかを知っていること。そして彼らが現時点でどのような仕事をしていて、それがどのくらい良いかを知っていることだ。 だから僕たちはそれに焦点を当て続ける必要がある」
既に大物の風格が漂っているように見えるルクレール。
来季フェラーリ入りしたとしても、意外とやっていけるかもしれません。
CHARLES LECLERC: F1’s most high-profile rookie – formula1.com
アビテブール「F1はレース数を減らすべき」
F1のオーナーであるリバティ・メディアは、F1の年間レース開催数をさらに増やそうとしていますが、ルノーのマネージング・ディレクターであるシリル・アビテブールの考えは異なるようです。
「我々はファンと関与できるようにする必要があるが、それは特別な何かであり続けなければならない」とアビテブール。
「我々はすでに、特別な何かである数字以上になっている」
「我々は誇りと、意欲と、エネルギーを、メッセージとして伝える必要がある。現在のカレンダーは、年間15回しか旅していなかったときと同じ情熱を有していない」
「もし我々がそのエネルギーを持っていなければ、それを外部に伝えることは非常に困難になる。F1はすでにルーティンになっているが、F1はルーティンワークではない。我々はそのバランスを傾けてきたから、非常に注意する必要がある」
「商業的にカレンダーを増やす必要があるのは理解できる。しかし私が懸念している限りでは、スポーツの大規模な収縮が起こるだろう」
レース数の増加が、チームスタッフの負担になるのは当然です。
しかも3週連続で開催したりしているのですから、スタッフたちは疲労困憊でしょう。
コストもかかりますし、レース数を増やせば利益も増えるという説にも疑問が残ります。
WRC(世界ラリー選手権)も以前に開催数を増やしすぎて失敗していますし、F1もそろそろレース数を減らすことを考えた方が良いのかもしれません。
'Massive’ calendar cut would increase F1’s value – Abiteboul – autosport.com
フォース・インディア、来年も新シャシーが必要なことを嘆く
今年から頭部保護デバイスのHaloが追加されたため、各チームは全く新しいシャシーを導入しました。
財政規模の小さなチームにとっては、シャシーの完全な新設計は結構な出費です。
フォース・インディアは、今年のシャシーを来年も流用できると期待していました。
新しい空力規制にも、パーツレベルの変更で対応可能だと考えていたのです。
ところが燃料の規制変更(搭載量が105kgから110kgに増える)が決定されたために、来年も新たなシャシーを投入しなければならなくなりました。
「残念ながら、燃料の規制変更があった」と語るのは、フォース・インディアのテクニカルディレクターであるアンドリュー・グリーンです。
「メルセデスは、増加分の燃料をすべて使う予定だ。我々はそのように言われたので、車を完全に新設計しなければならない」
「残念なことだ。我々は流用したかったが、できないだろう」
これにより余計なコストが100万ドルかかるそうです。
今後フォース・インディアは来年型のマシンを開発しつつ、今年のマシンで試せるパーツに関しては今季中に導入していくとしています。
Force India “disappointed” at need for another new F1 chassis in 2019 – racefans.net
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