デイリーF1ニュース(2018年10月8日)ガスリー「第1スティントが長すぎた」

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本日のニュースは以下の3本です。

  • ガスリー「第1スティントが長すぎた」
  • ハートレー「スタートでタイヤを傷めてしまった」
  • なぜFIAはマグヌッセンにペナルティを出さなかったのか?

それではご覧ください。


ガスリー「第1スティントが長すぎた」

予選Q3に進んだトロロッソ・ホンダは、鈴鹿でのポイント獲得が期待されていましたが、入賞することはできませんでした。
スピード自体は上位で争えるものを持っていたのに、なぜ入賞できなかったのでしょう?

「良いスタートで何とかブレンドン(ハートレー)を抜いた。最初のスティントは素晴らしかった」とピエール・ガスリーは言います。

「ロマン(グロージャン)の後ろで、車は良いと感じていた。僕は彼にかなり接近していた。しかしなぜ第1スティントをかなり長くしたのか、僕にはわからない。それで僕たちは4~5台の車にアンダーカットされてしまった」

「僕たちはピットストップの間にソフトタイヤを装着し、その後の数周はバトルとオーバーテイクを楽しんだ。でもそのうちリアタイヤに大量のブリスターが出始めたんだ」

「最終的には、最後の20ラップはただ生き残ろうとしていた。今日起こったことについて、もっと深く分析する必要がある」

トロロッソは柔らかいタイヤをオーバーカットする戦略でポイントを重ねてきたために、その成功体験に囚われすぎているように見受けられます。
シンガポール、そして鈴鹿と立て続けに失敗しているので、一度コンサバティブな戦略で走らせてあげてほしいものです。
スペック3エンジンの競争力があれば、ガチンコで勝負しても入賞できると思うのですが。

Extended first stint wreaked havoc on Gasly’s race – f1i.com

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ハートレー「スタートでタイヤを傷めてしまった」

予選6番手からスタートしたブレンドン・ハートレーでしたが、レースでは最初からつまづいてしまいました。

「スタート時には本当にトラクションがかからなかった」とハートレー。「かなりホイールスピンした」

「何かを大きく間違ったとは感じなかったけど、丁度よいパワーを得られなかった。私の手順が悪かったとも思えないので、チェックする必要がある」

「タイヤは非常に敏感なので、これ(スタート時のホイールスピン)は第1スティント全体に影響を与えた。スティントの終盤にはタイヤを適切な温度レンジに戻した。するとラップタイムは少し競争力を持ち始めた。それで少し長くステイアウトできた」

「セカンドセットでは、私自身がトラフィックに苦しんでいた。ウィリアムズの2台はオーバーテイクしたが、結局マーカス(エリクソン)に捕まった」

「昨日の予選で有望な結果が得られたのに、2台ともがポイント圏外となったのは本当に残念だ」

スペック3を投入したものの、まだセットアップは道半ばなのでしょう。
残りは4戦しかありませんが、来季につながる結果を何とか残してもらいたいですね。

Disappointed Hartley rues poor start and overheated tyres – f1i.com

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なぜFIAはマグヌッセンにペナルティを出さなかったのか

ケビン・マグヌッセン(ハース)シャルル・ルクレール(ザウバー)の接触は、マグヌッセンの無理なブロックが原因のように見えました。
しかしFIAによると、それは誤解だと言うのです。

「非常に注意深く分析すれば、2台がストレートを下ってきて、ケビンは(左右に)動かず、シャルルが捕まえようとしていたことがわかる」と語るのは、FIAのレースディレクターであるチャーリー・ホワイティングです。

「彼らはまったく同じタイミングで、右に動くことを決めた。ビデオ上ではワンフレームの差があり、ケビンが動いた」

「だから私はケビンが彼(ルクレール)をブロックしたとは言い難いと思う」

FIAのビデオが秒間何フレームで撮影されているのかはわかりませんが、秒間30フレームだったとしても、1フレームはたったの0.03秒です。
人間の反射神経の限界は0.15秒くらいだと言われているので、やはりマグヌッセンがブロックしたとは考えづらいですね。

Magnussen’s ‘block’ on Leclerc ruled legal because it wasn’t a reaction – racefans.net

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