デイリーF1ニュース(2018年11月30日)ラッセル「ノリスのマクラーレン入りが助けとなった」
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお伝えする「デイリーF1ニュース」。
今日のニュースは以下の3本です。
- ラッセル「ノリスのマクラーレン入りが助けとなった」
- アルボン、レースをやめる寸前だった
- ノリス、自らの成長を実感
それではご覧ください。
ラッセル「ノリスのマクラーレン入りが助けとなった」
ジョージ・ラッセルは、ランド・ノリスが早々にマクラーレン入りを決めたことが、自身とウィリアムズの契約を助けたと語っています。
「ランドの発表はとても早かったので、私のウィリアムズ入りを助けた」とラッセル。
「なぜなら、マクラーレンが『ノリスはF1のシートに値する』と信じ、しかも私がF2選手権で彼よりも上位につけているならば、それは私自身にとって素晴らしい兆候に見えた」
「ウィリアムズが『F2を勝っているから、ジョージと一緒に行くべきだ』と言うのは、おそらくもっと大きなプレッシャーになった」
また、ラッセルはアレキサンダー・アルボンのF1参戦を喜んでいます。
「彼は本当に素晴らしいドライバーだ。おそらく簡単なジュニアキャリアではなかっただろうけど、彼は間違いなく素晴らしいドライバーであり、このチャンスに値する」
「明らかに彼は現時点でF1の経験が無いので、評価は数レース後だと思う。しかし来季の終わりには、彼は本当に良いパフォーマンスが見せれるようになるだろう」
F2から3人のドライバーがF1に昇格したことは素晴らしいと思います。
ラッセルはエステバン・オコンを押しのけての昇格ですし、アルボンは何の支援も無いところからトロロッソとの契約にこぎつけました。
Source: Russell: 'Norris deal with McLaren helped me with Williams’ – f1i.com
アルボン、レースをやめる寸前だった
アレキサンダー・アルボンは、元々はレッドブルの育成ドライバーでしたが、2012年にその支援を失ってからは、自力でレースを続けてきました。
「それ(2012年)はいくつかの理由で、非常に難しい年だった」とアルボン。「私のリザルトが理由ではなかったから尚更だ。しかしそれゆえに私の仕事はひどく難しくなった」
アルボンの母親は不当に税の還付を主張した罪で、2012年に投獄されたのだそうです。
彼女は今年釈放されましたが、ここ数年は非常に難しい時期だったといえるでしょう。
「私はレースを辞める危機に瀕していた。それ以来、私は運転するたびに印象づけなければならないことを知っていた。そして幸いにも(ヘルムート)マルコ博士は、私に2度目のチャンスをくれた」
「私が適切な予算を持っていなかったので、F1に行くチャンスが非常に少ないことを知っていた。現実的に私がこのチャンスを得るための唯一の方法は、トロロッソとレッドブルだったが、皆知っているように、マルコ博士に印象づけるのは簡単ではない」
Source: Albon almost quit racing after losing Red Bull support – racefans.net
ノリス、自らの成長を実感
マクラーレンのランド・ノリスは、アブダビテストで136周を走破しました。
「これほどのプレッシャーは無いと思っていた」と、レースドライバーとしての初仕事をノリスは振り返ります。
「しかし今は、これまで知っていたことよりも多くのことを知らなければならない。基本的には、そのようなものをたくさん詰め込むことが、僕にとって多くの利益になると実感している」
「(これまでに経験した)全てのFP1と同じことをしているにもかかわらず、全てが助けになっていると思う。フェルナンド(アロンソ)とストフェル(バンドーン)ではなく、僕を中心にした全てを基礎にして、チームやエンジニアと仕事しているからだ」
「だから明らかにちょっと違った感じがする。本当に僕のためにベストを尽くすことに重点を置いており、他のことはそれほど重視していない」
テストの内容は同じでも、レースドライバーとテストドライバーでは、チームのバックアップ体制が全く違うようです。
テストドライバーはレースドライバーのために作業を手伝っているわけですから当然ですね。
また、ノリスは今回のアブダビテストで、昨年よりもフィットネスのレベルが向上したことを実感したそうです。
「昨年テストしたときはもっと苦労していたし、周回数を減らしてもらったことを覚えている。100周走ったことは無かったんじゃないかな」
「だから今回は僕にとって最多周回数だ。マクラーレンにとっての最多周回数かどうかは知らないけど、僕が1日に走った周回数としては最多だ。だから良いことだよね」
Source: Norris now focused on 'getting the best’ for himself – f1i.com
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