デイリーF1ニュース(2018年12月7日)メルセデス「2019年のエンジンで少し後退した」
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお伝えする「デイリーF1ニュース」。
今日のニュースは以下の3本です。
- メルセデス「2019年のエンジンで少し後退した」
- マルコ「スーパーフォーミュラは良いトレーニング場所」
- ミカ・サロ、今季のボッタスの出来を擁護
それではご覧ください。
メルセデス「2019年のエンジンで少し後退した」
メルセデスを率いるトト・ヴォルフは、来季のマシンの開発状況について語っています。
「我々が話しているように、途方もない開発競争が起こっている」とヴォルフ。
「ダウンフォースを見つけ出し、ドラッグを減らし、エンジンにさらなる馬力を追加する。もちろんエンジンは非常に重要な部分だ」
「だから我々はかなり野心的な目標を立てた。6週間前には、実際に目標値を増やした。他がさらに良くなるという噂を耳にしたからだ」
「風洞では、何週間か良い週があった。しかしエンジンに関しては、我々が信じていた新コンセプトがもたらすはずのものよりも、少し後退した。しかし開発陣はみんなと同じく野心的だから、私は楽観的だ」
2014年のターボ・ハイブリッド導入以降、メルセデスは最もパワフルなパワーユニットを作り続けてきましたが、今季はフェラーリに追い抜かれてしまいました。
パワーの面で不利な状況のままシーズンインすれば、今度こそタイトルを失ってしまうでしょう。
Source: Mercedes suffer “setback” with new engine concept - racefans.net
マルコ「スーパーフォーミュラは良いトレーニング場所」
レッドブルのヘルムート・マルコは、日本のスーパーフォーミュラが大層気に入っているようです。
「我々は昨年、ピエール・ガスリーのパフォーマンスと開発に非常に感銘を受けた」とマルコ。「なので来年も、スーパーフォーミュラに他のドライバーを送り込みたい」
「我々は若い(ハリソン)ニューウェイを支援しているが、彼はレッドブル・ジュニアチームのドライバーではない」
一方、ゲルハルト・ベルガーの甥であるルーカス・アウアーは、レッドブル・ジュニアチームに加わりました。
アウアーが既に24歳であることを考えると、ちょっとしたサプライズです。
「我々は(ルーカス)アウアーのキャリア形成を維持したい。とはいえスーパーフォーミュラだけでは、スーパーライセンスに必要なポイントを手に入れることはできない。彼にはさらにポイントが必要だ」
「(スーパーフォーミュラの)車は速く、ヨーロッパとよく似たタイヤでベストを得ることは、難しそうに見える。全体的にとても印象的なフィールドだ。F1の良いトレーニング場所といえる」
スーパーフォーミュラはすっかりF1ドライバー育成の場所となっていますが、それも速いシャシーがあればこそでしょう。
F2より速いというのは、ドライバーにとってもやはり魅力的なようです。
Source: Marko: Super Formula a good proving ground for Red Bull juniors - f1i.com
ミカ・サロ、今季のボッタスの出来を擁護
元F1ドライバーのミカ・サロが、同郷の後輩であるバルテリ・ボッタスの不振について語っています。
ボッタスは今季、結局未勝利に終わりました。
「少なくとも彼は、彼にとっての弱点を特定し、来年はそうならないよう、この冬に働くことになるだろう」とサロは言います。
「バルテリに選択肢は無い。しかし完全にリセットして、来年再びスタートを切ることはできる」
「今季はほとんどすべてが間違っていた。バクーは本当に悪かった。もしトラブルが起こっていなければ、彼はチャンピオンシップをリードしていただろう。そうなればどのようにシーズンを終えるかは誰にでもわかる」
「バルテリが酷かったというわけではなく、不運なことがたくさんあった。しかしそれらは確かに、バルテリの精神面に影響を与えた」
ルイス・ハミルトンに優勝を譲ったことも、ボッタスにとって辛い出来事でした。
ワークスドライバーとして結果を求められているのに、結果を出せそうなときに限って横取りされては、モチベーションが下がるのも無理はありません。
Source: Salo defends Valtteri Bottas’ 2018 performance - f1i.com
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