ランボルギーニが販売好調 SUVのウルスが起爆剤に
ランボルギーニの業績が好調です。
2019年上半期(1月1日~6月30日)の販売台数は4,553台で、前年同期(2,327台)比で約2倍となりました。
今回はランボルギーニの2019年上半期の業績について見ていきます。
ランボルギーニ 2019年上半期の販売台数
SUVのウルスが好調
販売台数の大部分は、SUVのウルスによってもたらされたものです。
ウルスは上半期だけで2,693台を売り上げました。
つまり、2019年上半期に世に送り出されたランボルギーニの6割近くが、ウルスということになります。
アヴェンタドールやウラカンの販売台数は、前年同期比で減少しています。
ランボルギーニのスポーツカー2車種は、2018年上半期に2,327台を売り上げましたが、2019年上半期は1,860台に減ってしまいました。
アヴェンタドールもウラカンも登場から大分時間が経過しているので、販売減は仕方がないのかもしれません。
ちなみに昨年ランボルギーニが一番売れた国はアメリカでした。
次が中国で、イギリス、日本、ドイツと続いています。
2018年の通期決算では中国市場が5番目だったので、ウルスの投入で中国での販売台数が大きく伸びたようです。
新興国市場ではスポーツカーの人気が低く、SUVの販売比率が非常に高い(ポルシェは新興国だとSUVが9割だという)ため、ウルスの投入がきっかけになったのだと思います。
なおウルスの購入者の7割が、ランボルギーニを初めて買う顧客だったそうです。
SUVがブランドの間口を広げていると言ってもよいでしょう。
出典・参考サイト
The Urus Effect: Lamborghini Sees Year-To-Date Sales Doubling Thanks To Its SUV – carscoops.com
ンボルギーニ、売上高が40%増と伸びて過去最高に 2018年通期決算 – response.jp
ポルシェ、営業利益は5%増と伸びて過去最高に…2018年通期決算 – response.jp
ポルシェのスポーツカー重視戦略に見た思惑 – toyokeizai.net