VWがEVレースカー「eR1」でアイスレースに参戦!
この車、見た目はVW ゴルフですが、中身はなんとID.Rです。
ID.Rはパイクス・ピークやニュルブルクリンクのEVコースレコードを更新したレーシングカーですが、そのパワートレインをゴルフに移植し、アイスレース用のモデルに仕立て上げたものです。
VWはこの車を「eR1」と呼んでいます。
VWは内燃機関を使用するモータースポーツからの完全撤退を宣言しましたが、レーシングスピリットは健在のようです。
今回はVW eR1の概要と画像をご覧ください。
VW eR1の概要
ベースとなっているのはゴルフTCRレースカーです。
WTCRなどで走っていたツーリングカーですね。
見たところ、ベースマシンからエアロの変更は無さそうです。
パワートレインはID.Rから移植されています。
すなわちモーターを2個搭載し、680ps・650Nmを発生するAWD(全輪駆動)です。
ID.Rの車重は1,100kgしかありませんでしたが、eR1はツーリングカーのゴルフがベースですし、しかもEVですから、車重はかなり重い(具体的な数値は未公表)と思います。
ベース車両のTCRレースカーは2019年限りで生産が中止されてしまいましたが、今後はカスタマー向けのEVレーサーが販売されるかもしれません。
すでにTCRのEVバージョンである「ETCR」という選手権のレギュレーションが存在しますし、スペインのセアトは「クプラ e-Racer」というプロトタイプを走らせています。
eR1は、VWのETCR車が登場する前触れなのかもしれませんね。
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