デイリーF1ニュース(2018年7月9日)レース後のハミルトン「立っているのも辛かった」
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお伝えするデイリーF1ニュース。
本日のニュースは以下の3本です。
- イギリスGP 決勝の結果
- レース後のハミルトン「立っているのも辛かった」
- ベッテル、メルセデスの批判に対し「馬鹿げている」
それではご覧ください。
イギリスGP 決勝の結果
イギリスGPを制したのは、フェラーリのセバスチャン・ベッテルでした。
スタートでホールショットを決めてからずっとトップを維持していたベッテルでしたが、セーフティ・カー(SC)ラン中にピットインしたため、ステイアウトしたバルテリ・ボッタス(メルセデス)の先行を一度は許しました。
しかし見事なオーバーテイクを決め、勝利をもぎ取ったのです。
The move that gave Sebastian Vettel his first #BritishGP win since 2009 pic.twitter.com/era11IF5Ma
— Formula 1 (@F1) 2018年7月8日
メルセデスのルイス・ハミルトンは、1周目にキミ・ライコネン(フェラーリ)と接触、一時は最下位まで順位を落としてしまいます。
The moment @LewisHamilton’s #BritishGP 🇬🇧 was flipped on its head… pic.twitter.com/B86Hop5buP
— Mercedes-AMG F1 (@MercedesAMGF1) 2018年7月8日
ハミルトンはそこから怒涛の追い上げを見せ、最終的には2位に入りました。
SCランの最中にピットインしなかったにもかかわらず、タイヤを最後までもたせたのは流石です。
ボッタスの方はベッテルとのバトルでタイヤを消耗したのか、結局4位まで順位を落としてフィニッシュしています。
トロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーがポイント圏内の10位でフィニッシュしたものの、セルジオ・ペレスをオーバーテイクした際の接触に5秒ペナルティを課せられたため、最終順位は13位という扱いになってしまいました。
レース後のハミルトン「立っているのも辛かった」
最後尾から追い上げて2位に入ったルイス・ハミルトンは、さすがに疲労困憊だったようです。
レース直後のインタビューを拒否したことについてハミルトンは「戻ってきたときには何も残っていなかった」からだと答えました。
「人々は車から出たら歓声や笑顔など全てを期待するのだろうけど、僕は可能な限りの全てをレースに捧げてしまったから、立っているのも辛かったんだ」
「今日は体調が良く、リードすればペースをコントロールすることができた。でも僕は最後尾から行くことになった。だからペースをコントロールするような暇は無かったよ。深呼吸する必要はあったけどね。キミ(ライコネン)については何も問題無い」
今のF1マシンは5Gを超えるような横Gが発生するので、ハミルトンほどのドライバーでも、全力で走行し続けると消耗が激しいのでしょう。
レース数も増えているので、ドライバーたちは体力を回復させる余裕もありません。
マシンを速くしすぎるのも考えものです。
Hamilton was “struggling to stand” after race – racefans.net
ベッテル、メルセデスの批判に対し「馬鹿げている」
2戦連続でフェラーリとの接触が起こったことで、メルセデス陣営は疑心暗鬼になっているようです。
ルイス・ハミルトンは表彰台のインタビューで「フェラーリは興味深い戦略を取った」と接触を揶揄し、テクニカル・ディレクターであるジェームス・アリソンは、ライコネンの動きを「故意か、もしくは無能」と片付けました。
これに対しセバスチャン・ベッテルは、「起こったことを故意だと考えるのは非常に馬鹿げている」と反論しました。
「少なくとも、誰かを正確に取り除くのはかなり難しいだろう」とベッテル。「フランスでは僕のフロントウィングが壊れて、レースが台無しになった」
「アタックするのは簡単だ。それが素晴らしい動きになるときもあれば、インシデントにつながることもある」
「ライコネンの映像を見たけど、意図的なものではないと思っている。あの場面でそうする必要は無い」
これに関してはベッテルの言う通りだと思います。
高速で走行中に車に、うまいことぶつけて蹴落とすのは至難の業です。
まあ、メルセデスも牽制の意味で批判しているだけだと思いますけど。
Vettel dismisses Mercedes claims as “silly" – pitpass.com
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。以下の関連記事もぜひご覧ください。