マツダがレンジエクステンダー用ロータリーエンジンの新たな特許を取得!
マツダがロータリーエンジン(RE)に関する新たな特許を取得していたことがわかりました。
この特許は、REを電気自動車(EV)のレンジエクステンダーとして用いる際に、水平に設置したREのオイル潤滑に関連するもので、特許の登録日は2018年8月31日となっています。
それではマツダが取得したレンジエクステンダーとしてのREの特許を、詳しく見ていきましょう。
REレンジエクステンダー特許の概要
今回マツダが取得した特許は、REを水平に配置して、リアのラゲッジスペース下に搭載するためのものです。
特許で想定されているのはハッチバック車で、噂されているRX-9のようなスポーツカーではありません。
模式図を見ると、車体の右側から、エンジン-ジェネレーター-燃料タンク-インバーターと並んでいます。
これらの搭載位置は、後輪車軸よりも後方になるようです。
つまりポルシェのようなリアエンジン・レイアウトとなります。
バッテリーはおそらくリアシートの床下に配置されることでしょう。
モーターはフロントにあり、前輪を駆動するようです。
EVなので、エンジンと後輪の機械的な接続はありません。
REそのものの構造は、これまでとさほど変わっていません。
おにぎり型のローターを格納するローターハウジングと、それをサンドイッチするサイドハウジングという構成です。
しかし特許資料を見る限りでは、このレンジエクステンダーREはペリフェラルポートから排気しています。
RX-8に搭載されている13B-MSP「RENESIS」では、排気もサイドポートから行うことでオーバーラップをゼロにしていたため、この変更はちょっと意外です。
吸気はサイド吸気のままで変わっていません。
今回の特許のメインであるオイル経路は、下の図の80番の部分です。
「レ」の字型の経路を通ったオイルはローターハウジングの側面(64)や底面(62b)に広がり、内部にまんべんなく広がります。
上部サイドハウジングの内側は、80の経路からローター上部へと流れたオイルが潤滑するので問題ないはずです。
このような方式を採用したのは、オイルインジェクターをREの上部に設置したくなかったためでしょう。
REの全高が高くなれば、ラゲッジスペースの床下に設置することが難しくなってしまうからです。
マツダ・モーター・ヨーロッパのセールス&カスタマーサービス担当副社長であるMartijn ten Brink氏は、レンジエクステンダーREが「シングルローターのターボ付き」で、そのサイズは「大きな靴箱程度」だとコメントしています。
レンジエクステンダーとしてのREは、軽量・コンパクト・ハイパワーなREの特性を、最大限に活かしたものになりそうです。
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