アウディの新世代PHEVパワートレイン「TFSI e」
アウディが、新世代のプラグインハイブリッド(PHEV)パワートレインを搭載した「Q5」「A6」「A7」「A8」を公開しました。
これらのPHEVモデルには、「TFSI e」のバッジネームが与えられます。
今回はアウディの新世代PHEVパワートレインの概要をご覧ください。
TFSI eの概要
各パワートレインの仕様
50 TFSI e
50 TFSI eのパワートレインは、Q5、A6、A7に搭載されます。
エンジンは2.0リッター・直列4気筒ガソリンターボです。
電動モーターは7速デュアルの「S tronic」ギアボックスに取り付けられており、リチウムイオンバッテリーはトランク下に搭載されています。
システムの出力は295ps、トルクは450Nmです。
バッテリー容量は14.1kWhで、WLTP基準で40kmのEV走行が可能となっています。
駆動方式はAWD(quattro)です。
55 TFSI e
55 TFSI eも、50 TFSI eと全く同じ電動モーターとギアボックス、そしてバッテリーを搭載しています(つまりEV走行距離も同じ)が、エンジンは3.0リッター・V型6気筒ガソリンターボです。
これにより出力とトルクが、362ps・500Nmにアップしています。
こちらも駆動方式はAWDです。
55 TFSI eのパワートレインは、Q5、A6、A7、A8の全てに搭載されます。
60 TFSI e
55 TFSI eのハイパワーバージョンが60 TFSI eです。
エンジン、モーター、バッテリーに関してはは55 TFSI eと同じなものの、トランスミッションは8速トルコンATを使用します。
パワー・トルクは442ps・700Nmです。
60 TFSI eは、A8にのみ設定されます。
TFSI eに共通する機能
多様なモード選択
TFSI eを名乗るモデルには、「EV」「オート」「ホールド」という3つのパワートレインモードが用意されています。
Holdモードはバッテリーの充電レベルを維持して、目的地付近でEV走行に切り替えることができるようにするためのモードです。
また、ダンパーの硬さやステアリングの重さを変更できるドライブモードも用意されています。
「コンフォート」「エフィシェンシー」「オート」「ダイナミック」の4つから選択可能です。
ダイナミックは走行性能を重視したモードで、サスペンションが強化され、パワートレインは最大のパフォーマンスを発揮するようになります。
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