マツダがSUVラインナップの大幅な拡大を発表
マツダがSUVの商品ラインナップを大幅に拡充する計画を発表しました。
今回はその概要をご覧ください。
マツダのSUVラインナップ拡充計画
今後投入されるSUVラインナップは、「スモールプロダクト」と「ラージプロダクト」の2種類に大別されます。商品群は2022年以降市場に順次投入されるそうです。
スモールプロダクトの新商品は、CX-50です。
CX-50はCX-5の後継車種ではなく、別の車種として米国市場に投入されます。
生産はアラバマ州ハンツビルにあるトヨタのとの合弁工場で行われるそうです。
ラージプロダクトは、2列ないし3列のシートを持つ大型のSUVで、プラグインハイブリッド(PHEV)や直列6気筒を搭載する商品群となります。
日本や欧州には、2列シートのCX-60、3列シートのCX-80を用意。パワートレインは直6のSKYACTIV-Dに48Vマイルドハイブリッドを組み合わせたものや、PHEVが搭載されるそうです。
一方米国向けには、CX-60やCX-80をワイドボディ化し、パワフルな直列6気筒ターボやPHEVを搭載したCX-70やCX-90が投入されます。
なお、CX-90は、現在マツダが米国で販売している3列シートSUV「CX-9」の後継車種となる可能性が高いです。
また、ロータリーエンジンを発電機として使用するマルチ電動化技術を搭載したモデルも今後登場するそうですが、これがSUVに搭載されるかは不明です。
マルチ電動化技術は、ロータリーエンジンをレンジエクステンダーとして使用するものと思われます。
2025年頃からはEV専用プラットフォームを用いた商品を投入するそうで、2030年には生産する全てのモデルを電動化するとマツダは主張していますが、仮に計画どおりに事が運んでも、欧米や韓国の自動車メーカーに対して周回遅れになっていることは否めません。
高級車セグメントになるほどEV化が早く進行しているので、プレミアムブランド化を目論むマツダにとって、EVでスタートダッシュを決められなかったことはかなりの痛手になると思います。
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