EVラリークロス用マシン FC1-Xの加速性能は驚異的
米国で開催されているナイトロ・ラリークロスシリーズに、EVクラスが新設されます。
「FC1-X」は、そのEVクラス向けに設計されたモデルです。
「グループE」という新規定に基づいて開発されたFC1-Xは、かつてのグループBラリーカーを上回る加速性能を備えています。
今回はFC1-Xの概要をご覧ください。
ナイトロ・ラリークロス FC1-Xの概要
エクステリア
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FC1-Xにはアクティブエアロが組み込まれています。これによりジャンプの軌道に変化を与えることができます。
インテリア
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シャシー
ボディは全てカーボンで作られています。
そのため車重は1,245kgと、EVとしてはかなり軽量です。
車体内部にはFIA認定のロールケージが張り巡らされ、ドライバーを守っています。
ナイトロ・ラリークロスのコースには60m級のジャンプが組み込まれているため、ホイールトラベルは300mmとかなり長めです。
また、EVでサイドターン(ハンドブレーキターン)ができるように工夫されているなど、ラリークロス用マシンならではチューニングが施されています。
パワートレイン
FC1-Xには合計4つのモーターが搭載されています。
システムの総出力は驚異の800kW(1,087ps)です。
このときの加速Gは2Gに達します。
駆動方式はもちろんAWD(全輪駆動)です。
0-100km/h加速に要する時間はわずか1.4秒。
往年のグループBラリーカー、ランチア デルタS4の0-100km/hタイムが1.7だったと言われていますから、FC1-Xの加速が如何に優れているかわかります。
バッテリー容量は少なめで、51kWhしかありません。
そのためレーシングスピードでの航続距離はわずか21kmとなっています。
しかしラリークロスはコースを3~5周程度しかしないため、それだけあれば十分です。
たとえバッテリー残量が0%になったとしても、25分あればフルチャージできるため、レースの合間に充電を完了できます。
デビュー日
デビューは2022年2月5~6日にスウェーデンで開催されるレース・オブ・チャンピオンズで行われます。
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