デイリーF1ニュース(2017年3月30日号)

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最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース
今日のニュースは以下のとおりです。

  • アウディがF1参戦!?
  • ニキ・ラウダ「ライコネンはベッテルに追いつけない」
  • レッドブル、カナダでのルノーPUアップグレードに期待
  • マクラーレンがAmazonのドキュメンタリー番組に登場
  • ランス・ストロールの苦悩

それではご覧ください。


アウディがF1参戦!?

画像の出典: en.f1i.com

現行のF1エンジンレギュレーション(1.5L・V6ターボ+ERS)は、2020年までの存続が決定済みです。
2021年以降のエンジンレギュレーションについては、FIAと自動車メーカーの話し合いによって決定されます。

金曜日にパリで開催されるその話し合いに、フォルクスワーゲン・アウディ・グループ(以下、VAG)は、傘下であるランボルギーニ社のCEOであるステファノ・ドメニカリ氏を送り込むという仰天情報が飛び込んできました。
ドメニカリ氏は、以前スクーデリア・フェラーリの代表を務めたこともある人物です。

ドメニカリ氏は、アウディのモータースポーツディレクターであるディーター・ガス氏の代理として出席します。
ランボルギーニはアウディの子会社ですし、ドメニカリ氏はF1の内情に詳しいですから、彼に白羽の矢が立ったのでしょう。
ちなみにガス氏は、メキシコで行われるフォーミュラEに同行します。

話し合いに参加するからといって、アウディもしくはランボルギーニがF1に参戦すると決まったわけではありませんが、世界1位の生産台数を誇る自動車メーカーがF1に興味を示しているのは事実です。
FIAやリバティ・メディアも、VAGのF1参戦を後押しするでしょう。
VAGの今後の動向に要注目ですね。

Source: Motorenmeeting in Paris: VW-Konzern schickt Domenicali | motorsport-total.com

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ニキ・ラウダ「ライコネンはベッテルに追いつけない」

ニキ・ラウダ(右)

画像の出典: media.f1i.com

3度のF1ワールドチャンピオン(’75,’77,’84)であり、現在はメルセデスのノンエグゼクティブ・チェアマンを務めるニキ・ラウダ氏は、2人のフェラーリ・ドライバーの大きな差に着目しているようです。

「セバスチャン(ベッテル)がこの勝利で勢いをつけたら、チームは彼に従うだろう。なぜなら彼は何度もチャンピオンになっているからだ」と、ラウダはドイツの放送局RTLに語りました。「キミ(ライコネン)がベッテルを捕まえるのは難しい」

ライコネンへの風当たりは強くなる一方だ。

画像の出典: media.f1i.com

このような見方をしているのは、ラウダ氏だけではありません。
かつてフェラーリを率い、ミハエル・シューマッハーと共に黄金時代を築き上げ、現在はFIA会長の重責を担うジャン・トッド氏も、ラウダ氏の意見に同意しています。

「ベッテルはマイケル(シューマッハー)を彷彿とさせる。彼らはともに勝利への渇望を持ち、それをテコにチーム全体を成功に導くことができる」

Source: Raikkonen left behind by Vettel momentum – Lauda | en.f1i.com

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レッドブル、カナダでのルノーPUのアップグレードに期待

画像の出典: media.f1i.com

レッドブルのボスであるヘルムート・マルコ氏は、ルノーPUのメジャー・アップグレードが、RB13のパフォーマンスを大幅に引き上げると考えているようです。

ルノーPUのアップグレードはスペインGP前にも予定されていますが、大幅なアップグレードはカナダGPまで待たなければなりません。

「レースでのスピードは、我々をポジティブにしてくれた」とマルコ氏。「しかし我々の側でもすることがたくさんあるし、ルノーの側も同じくらいある。モントリオールは最大のステップだ」

また、マルコ氏は、メルボルンでのRB13のパフォーマンスにがっかりしているようです。

「私はポジティブなレースだったと思うが、それは他の多くのことを見ず、フェルスタッペンばかり見ていたからだ。(マシンが昨シーズンと比べて)2秒しか速くならなかったことに関しては、少し失望した。」

Source: Red Bull targeting Canada for major performance upgrade | en.f1i.com

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マクラーレンがAmazonのドキュメンタリー番組に登場

画像の出典: media.f1i.com

Amazon Prime会員になるとPrime Videoというサービスが受けられるのですが、そのコンテンツにマクラーレン・ホンダに密着取材したドキュメンタリー番組が加わることになりそうです。

ドキュメンタリーはシリーズもので、ニューマシンMCL32の製作の模様と、ストフェル・バンドーンの密着取材により構成されるのだとか。
この番組は200以上の国や地域に配信される予定です。

マクラーレンのエグゼクティブ・ディレクターであるザック・ブラウン氏は「マクラーレンでは、F1にまつわるあらゆる要素を紹介したいと思っている」と述べました。

「私たちはマシンを製作するための技術や専門知識、そしてマクラーレン・テクノロジー・センターで働く何百人もの人々が毎シーズン捧げている情熱や努力を示したいと思っていました。F1はヒューマン・ストーリーです。私が心の底から希求するのは、F1でのレースや仕事や生活における正直さや人間味を、このシリーズが上手く捉えてくれることです」

Source: McLaren teams up with Amazon on documentary series | en.f1i.com

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ランス・ストロールの苦悩

画像の出典: media.f1i.com

オフシーズンテストでは早々にマシンを壊して走れず、開幕戦のオーストラリアGPでもクラッシュするなど、クラッシャーという印象が早くも付き始めているランス・ストロール(ウィリアムズ)ですが、彼を苦しめているのは今年のF1マシンそのもののようです。

「グリップは十分にある、けれど一旦それが失われると、リカバリーするのが難しいんだ」とストロール。「ここ数年の車は、コントロールを失わずに色々試せたんだけどね」

両親の財力にバックアップされている彼は、デビュー前にウィリアムズの型落ちF1マシンでテストを繰り返していたので、このコメントには説得力があると思います。

「フィジカルの面では、猛獣を手懐ける必要があるわけだし、精神的にもそれは強烈だよ。コーナリングスピードははるかに速く、ブレーキングゾーンははるかに小さい、物事ははるかに速く起こる、(昨年までとは)大きな違いさ」

苦戦しているストロールですが、ただのペイドライバーとは違うことを証明するには、結果を出すしかありません。

Source: Stroll preparing for a hard time ahead | en.f1i.com

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デイリーF1ニュース(2017年3月29日号)| 車知楽

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