アウディA6以上のモデルを刷新、Q8追加、A8はレベル3自動運転!
アウディがトップレンジに大幅なテコ入れを加えてきました。A6より上位のモデルを、2018年末までにすべてモデルチェンジするだけでなく、新たにSUVのQ8を追加するというのです。しかもA8には、NHTSA・レベル3の自動運転が備わるといいます。
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目次
一新されるアウディの高級モデル
A6、A7、A8といった既存の高級モデルすべてが一新されます。それらに共通するのは──
- MLBプラットフォームの採用。
- エクステリアは「アウディ・プロローグ・コンセプト」がモチーフ。
- インテリアから物理ボタンを廃し、操作系をタッチスクリーンに集約。
──以上の3点です。
MLBプラットフォームは、軽量化により燃費に貢献するだけでなく、プラグインハイブリッドやEV等の多彩な電動パワートレインに対応可能です。おそらくA6やA7、A8にも、電動パワートレインを搭載したグレードが後に追加されるでしょう。
タッチスクリーンは触るとフィードバックがあるタイプになる予定で、運転しながらでも操作しやすいように配慮されているようです。モニタの表面には指紋がつきにくい素材が使われます。
ダッシュボード下段にエアコンと車両制御を操作する2つのタッチスクリーンが、上段にはインフォテイメント用のモニタが配置されます。そしてメータークラスターの場所にはおなじみの「アウディ・バーチャル・コクピット」が埋め込まれ、さらにはヘッドアップディスプレイも用意されるなど、車内の電子化が徹底的に進められる予定です。
A8に採用される「レベル3自動運転」とは?
緊急時やシステムが対応できない場合以外は、基本的に全自動で運転してくれるのが、NHTSA・レベル3の自動運転です。
現在の自動運転(テスラや日産等)との大きな違いは、レベル2において運転を主導するのはドライバーであるのに対し、レベル3では主にシステムが運転するという点にあります。
レベル2では、ドライバーがハンドルやペダルに触れていなくても構いませんが、交通状況を監視する責任はドライバー側にあり、そのためドライバーは即座に運転を変われるように準備していなければなりません。
しかしレベル3では、ドライバーへの権限移行は猶予をもって行われます。つまり交通状況の監視をシステムが行うため、自動運転中のドライバーは運転責任から解放されることになります。よってレベル3自動運転は、完全な自動運転と言えるのです。
新たに投入される「Q8」とは?
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Q8はSUVですが、Q7よりもスポーティーとの位置づけです。なので全長がQ7よりも短く設定されています(ホイールベースはQ7と同じ)。そのため、おそらくは5人乗りとなるでしょう。
スポーティーさをアピールするように、全高はQ7比で70mmも低められています。Cピラーから後ろは、クーペのような造形になるそうです。
最上級モデルとなるQ8には、当然レベル3自動運転が搭載されるでしょう。また、SQ7のような48Vシステム+電動ターボや、フルハイブリッドが追加される可能性が高いです。
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