ハリアーの評価・口コミ ガソリン車が大本命!

トヨタ車の評価・口コミ


見た目は高級、走りは普通

先代ハリアーはレクサスRXとプラットフォームを共有していましたが、60系ハリアーになってRAV4ベースの日本専用車となりました。

扱いやすいサイズ、内外装のデザインと質感、そして燃費性能と、新型ハリアーは日本のユーザーのニーズに特化した車です。走りが普通なのもそのためでしょう。

トヨタ車ということでハイブリッドに目が行きがちですが、実燃費データではガソリン車もかなりの健闘を見せています。ハイブリッドとガソリン車の価格差は「PREMIUM」で70万円、「ELEGANCE」では90万円もあるので、ガソリン車がかなり魅力的に映ります。

トップ画像の出典: toyota.jp


目次

  1. インテリア
  2. ナビ・電装系
  3. エクステリア
  4. エンジン・燃費
  5. ハンドリング・取り回し
  6. 乗り心地・静粛性
  7. 安全性
  8. 価格・値引き額
  9. 愛車を高く売る条件4つ。買取り、走行距離……では残りの2つは?

インテリア

上質なシート

本革シート(メーカーオプション)は少し固く感じますが、丈夫そうな革が使われています。本革シートはシート形状・ヘッドレスト形状ともに良く、ランバーサポートもしっかりしているため、長時間乗っても疲れないと好評です。


画像の出典: car.watch.impress.co.jp


「GRAND」以外に標準装備されるファブリック+合成皮革の8wayパワーシートですが、メモリー機能はありません。


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メモリー機能が付くのは、メーカーオプションの本革シートだけです。また助手席はメーカーオプションを選ばない限り、4wayマニュアルシートです。

シートヒーターは本革シートのみに装着されます。

広さは前席・後席ともに十分です。頭上空間にも余裕があります。

高級感のある内装

内装の高級感は、ハリアー最大のセールスポイントですね。ディープボルドーの内装色は高級感がある上、イヤミな感じがしなくて上品です。


画像の出典: toyota.jp


インパネやドアトリムなどには触り心地の良い合皮が施されます。


画像の出典: autoc-one.jp


ブラック内装のドアトリム。プラスチッキーな下部が画竜点睛を欠く。

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シフトベゼル周りの木目調パネルも、内装とよくマッチしています。


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ムーンルーフは開口部が大きいので、非常に開放感があります。子供が喜ぶのもポイントです。ただし赤外線カットガラスではないので、夏場の暑さ対策にフィルムを貼る必要があります。


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ラゲッジスペースはクラウンアスリート程度

ラゲッジスペースは、リアシート使用時で456リッター、リアシートを倒せば992リッターの容量が確保されています。


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レガシィアウトバックのリアシート使用時のラゲッジ容量が559L、エクストレイルは同550L、CX-5が同500Lですから、ライバルと比較するとやや少なめです。

小物収納も少ないです。先代にあったサンバイザーのカード入れも廃止されてしまいました。けれど小物収納が多いと生活感が出てしまうとの声もあるので、車の性格的に仕方がないのかもしれません。

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ナビ・電装系

コネクトできないナビ

純正の「T-Connect SDナビ」の評価は芳しくありません。音声認識や施設検索の性能が低いようです。またスマホの種類(特にau以外のスマホ)によっては、T-Connect機能の一部を使えないことがあります。

11スピーカー+8chアンプ

「T-Connect SDナビ」には、メーカーオプションでJBLサウンドシステムを装着することが可能です。アコースティック向きのナチュラル志向な音質なので、好みが分かれるみたいですが。

スイッチだけが付いてないクルコン

「ELEGANCE」「GRAND」には、クルーズコントロール(レーダーではない普通のやつ)が設定されていません。しかしトヨタ純正のクルーズコントロールスイッチ等を調達すれば、後付けで動作させることが可能です。

ただしディーラーでは付けてもらえないので、自己責任で装着するより他ありません。作業するときはバッテリーを外して、5分ほど待ってからやりましょう。業者でやってくれるところもあるみたいです。

タッチパネルは万能じゃない

静電式ヒーターコントロールパネルのタッチ操作は使いづらいと批判されています。


画像の出典: toyota.jp


フラットなパネルのため手探り操作はできませんし、運転中は揺れもあるので正確にタッチしづらいからです。ホンダもそうですが、とりあえず流行りものを投入するのはミーハーっぽくてカッコ悪いのでやめてもらいたいですね。

その他電装系

置くだけ充電は対応しているスマホが少ないので使えません。

ワイパーの範囲が狭く、降雪時には掃き残しの雪で視界が狭まるのが気になるとのことです。

LEDのヘッドライトとフォグは明るく照射範囲も広いので、夜間のドライビングでも不安を覚えることはありません。ハイビームがハロゲンなのが残念なところです。

オートマチックハイビームは動作が不安定です。自車のヘッドライトの反射に敏感すぎて、ずっとロービームになってしまいがちだからです。

純正ホーンの音がしょぼいので、鳴らすと高級感が失われます。

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エクステリア

LEDヘッドライトはデザインもかっこいいです。


画像の出典: autoc-one.jp


「ELEGANCE」の17インチアルミホイールはチープに見えるとの声が聞かれました。

17インチホイール

画像の出典: autoc-one.jp


18インチホイール

画像の出典: webcg.net


「PREMIUM」にはパワーバックドアが標準装備されます。ただ開閉速度が遅いという指摘がありました。

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エンジン・燃費

意外と燃費が良いガソリンエンジン

ガソリンは、2WDの実燃費が街乗り11~14km/L、郊外・高速道路15~17km/L。4WDが街乗り10~12km/L、郊外・高速道路15~16km/Lほどです。

ハイブリッドは街乗り12~16km/L、郊外・高速道路14~18km/Lです。

高速道路での燃費は、90km/hを越える速度で走ると悪化します。

速さを求める車ではない

2リッターNAは、ECOモードではパワー不足です。出足も遅いですし、坂道ではエンジンが車重に負けています。

ハイブリッドもパワフルさはありません。とはいえストレスは無く、モーターの力でスルスルと加速できます。ただしECOモードだと途中から急にトルクが立ち上がるので注意が必要です。

進化したCVT

CVTの出来は良く、いわゆるラバーバンドフィール(エンジン回転数上昇に遅れて加速が始まる感覚)をあまり感じることなくスムーズに加速できます。

高級感に欠けるアイドリングストップ

アイドリングストップから再始動する際に、大きめのショックが発生します。

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ハンドリング・取り回し

コーナリングとブレーキング

フワフワしていますがロールは少なく、コーナリング時の安定性は確保されています。ただし縦揺れの収まりが悪いので、スピードを出すのは躊躇われる足回りです。

ハイブリッドのブレーキはカックンブレーキになりやすいです。

取り回し・視界

電動パワステは軽めで取り回ししやすいですが、軽すぎて遊びが大きく、ロードインフォメーションに欠けるきらいがあります。

視点は高く見切りも良いのですが、Aピラーが太めなので視界はやや狭く感じられます。バックミラーに死角が多いのも問題です。パノラミックビューモニタを装着した方が良いでしょう。

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乗り心地・静粛性

柔らかすぎて入力をいなしきれない足回り

段差を乗り越えるときには突き上げ感がありますが、全体的には良好です。後部座席の乗り心地も悪くありません。

「PREMIUM」は18インチ、「ELEGANCE」は17インチですが、乗り心地にあまり違いはないようです。突き上げ感や収まりの悪さは、サスペンションに起因する問題なのでしょう。

外部からの隔絶感がある室内

静粛性はかなり高いですが、ロードノイズが少し気になるとの報告もありました。またパワーモード時はエンジン音も気になります。ハイブリッドの場合は回生ブレーキの音が室内に聞こえてくるので、耳障りに感じる人もいるようです。

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安全性

◯=標準装備 △=メーカーオプション ☓=設定なし

名称 PRE Adv. PREMIUM ELEGANCE GRAND
横滑り防止装置
プリクラッシュブレーキ
レーダークルーズコントロール
クルーズコントロール
車線逸脱警報
レーンキープアシスト
アダプティブヘッドライト
ブラインドスポットアシスト
ヒルスタートアシスト
運転席・助手席エアバッグ
サイド&カーテンエアバッグ

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価格・値引き額

値引き対象 平均値引き額(万円)
本体 12.7
オプション 11.5

中古車市場の動向を見ると、ガソリン車のリセールバリューもハイブリッド車とさほど変わらない印象です。実燃費に大きな差がないのに、新車価格差は大きすぎるのを考えると、ガソリン車が大本命だと思います。

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最後まで読んでいただきありがとうございます。SUVに興味のある方は、以下の記事もぜひご覧ください。

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