30系ヴェルファイアの口コミ・評価まとめ ガソリン Z / Z Aエディション/ Z Gエディション/ ZA

トヨタ車の評価・口コミ


ガソリンのZ系グレードは、V6・3.5Lの「ZA」と「ZA “Gエディション"」、直4・2.5Lの「Z」「Z “Aエディション"」「Z “Gエディション"」の5つです。

Z系グレードの特徴は、なんといってもエアロボディでしょう。ルックスで違いをアピールできるためか、ヴェルファイアの中でも人気のグレードです。

ハイブリッドにも「ZR」というエアロボディのグレードがあります。しかし車両価格の差額分の元を取るのが難しいですし、ガソリンエンジンのヴェルファイアでもリセールバリューは十分に高いです。他の車ほどには、ハイブリッドの優位性はないと思います。

画像の出典: toyota.jp


目次

  1. インテリア
  2. ナビ・電装系
  3. エクステリア
  4. パワートレイン
  5. ハンドリング
  6. 乗り心地・静粛性
  7. 安全装備
  8. 値引き額・中古車動向
  9. 愛車を高く売る条件4つ。買取り、走行距離……では残りの2つは?

インテリア

シート

ZA」や「Z」「Z Aエディション」はファブリックシートです。「ZA Gエディション」「Z Gエディション」も、ファブリック+合成皮革になります。


Z Aエディションの運転席


3列目にも十分な広さがある

画像の出典: autoc-one.jp


ファブリックシートはやや柔らかいものの、座り心地やホールド感に問題はありません。けれど汚れを落としづらく、高級感が無いという欠点があります。なのでシートカバーをつけるオーナーさんが多いようです。

助手席スーパーロングスライドシートは、Gエディションでは選択できません。

Gエディションのエグゼクティブパワーシートの方が、2列目の快適性は向上します。ただしエグゼクティブパワーシートに純正アクセサリーのジュニアシートを取り付けると、若干シートベルトがしづらくなるそうです。

室内の質感と使い勝手

運転席周りのプラスチックが減り、質感が良くなりました


画像の出典: car.watch.impress.co.jp


Gエディションのステアリングには、黒木目調の加飾が施されます。


写真はZRのものだが、ステアリングはGエディションと同じ。

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Gエディションには、大型のセンターコンソールボックスが装着されます。


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Gエディション以外は、スライドドアやクォーターパネルのトリムにスパッタリング加飾がありません。なので室内がちょっと寂しい印象です。


Z Aエディションの2列目。ドアトリムに加飾がない。

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ラゲッジスペースと小物収納

小物収納は少なめです。

助手席ダッシュボードのドリンクホルダーは、こぼれやすい容器(例えば紙コップなど)を置くと、段差を乗り越えたときに中身がこぼれることがあります。


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フル乗車時のラゲッジスペースは、リアシートを一番後ろまで下げると163L、一番前まで出すと616Lです。また、サードシートを格納すれば、セカンドシートを一番後ろまで下げた状態でも、947Lの大容量が確保されています。※1

※1 いずれの数字もベルトライン(サイドウィンドウ下端)までの容積。


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デッキボードを取り外すと、床下に148Lのスペースが出現します。


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ナビ・電装系

インフォテイメント

ナビはディーラーオプション(以下、DOP)9インチナビで十分だそうです。

DOPナビ用の後席ディスプレイをつけると、子供が喜びます。ところがこのディスプレイ、バックミラーに映り込むという欠点があるので注意が必要です

その他電装系

室内のLEDが暗いとの批判が目につきました。マップランプも暗いのですが、社外品は「純正LED車装着不可」のものばかりです。そしてZ系グレードのマップランプは、純正でLEDとなっています。

なので純正がLEDでも交換できるバニティランプを、明るいものに交換した方が楽です。

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エクステリア

Zがつくグレードがエアロボディとなります。押し出しの強いデザインで迫力満点ですが、VOXYと差別化できていないメッキパーツのギラギラ感がキツすぎるとの評価もありました。


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フロントもリアもランプ類の位置が高く、先代より腰高な印象になったのは否めません。車高を落とすか、リップスポイラーを装着すると良いと思います。


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Z Aエディション」にはデイライトがありませんが、後付することもできるので、深刻に考える必要はないと思います。

また、「Z」および「Z Aエディション」のフォグランプはハロゲンなので、LEDのクリアランスランプとは色味がやや異なります。気になるならLEDフォグランプに交換するのも手です。

Z系グレードのフォグランプベゼルはメッキされています。アフターパーツでボディ同色のベゼルが販売されているので、メッキがイヤだという人は交換するとよいでしょう。

Z系グレードは18インチホイールが標準装備されますが、Gエディションは切削光輝加工されたものになっています。

Z」だけは、両側パワースライドドアとバックドアイージークローザーがメーカーオプションなので注意しましょう。

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パワートレイン

エンジンとギアボックス

2.5Lは走り出しがややもっさり(特にエコモードの場合)ですが、必要にして十分なパワーを備えています。高速の合流もスムーズに行えるようになり、20系のようにベタ踏みする必要はなくなりました。街乗りでは2000rpmを越えることはまずありません。

ZA」および「ZA Gエディション」のV6・3.5Lエンジンは、登坂やフル乗車時でもグイグイと車体を引っ張っていきます。走りに余裕をもとめるなら3.5Lを選ぶべきでしょうね。

燃費

直4・2.5Lの実燃費は、街乗り7〜10km/L、郊外・高速道路12〜13.4km/Lです。

V6・3.5Lの実燃費は、街乗り6km/L、郊外・高速道路10〜10.5km/Lです。

アイドリングストップのフィーリング

復帰時の振動が気になるとの声がありました。

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ハンドリング・取り回し

運動性能

リアサスがダブルウィッシュボーン化されたためか、コーナリング時の安定感が増しています。

TRDのメンバーブレースをつけると、ハンドリングがシャキッとします。

取り回し

ステアリングは軽めです。

ボディが大きいだけでなく死角も多いので、注意深く運転しなければならず気を遣います。後退時もドアミラーより、バックカメラやバックソナーの方が頼りになるほどです。

ホイールベースが長いため、巻き込みに注意しなければなりません。

メーカーオプション(以下、MOP)の「インテリジェントクリアランスソナー」は、車庫入れなどの際に障害物に接触しそうになると自動ブレーキをかけてくれます。

パノラミックビューモニターは、駐車場などで死角をカバーしてくれます。しかしパノラミックビューモニターと、「インテリジェントパーキングアシスト2」の同時装着はできません。また、パノラミックビューモニターは「T-connect SDナビゲーション」とセットで装着するしかなく、約70万円の追加出費を強いられます。

メーカーオプションのセット装備相関図
条件 セット装備内容
T-connect SDナビ非装着 レーダークルーズコントロール
インテリジェントクリアランスソナー
プリクラッシュセーフティシステム
T-connect SDナビ+インテリジェントパーキングアシスト2装着 レーダークルーズコントロール
プリクラッシュセーフティシステム
T-connect SDナビ+パノラミックビューモニター装着 レーダークルーズコントロール
インテリジェントクリアランスソナー
プリクラッシュセーフティシステム

条件を満たしている場合、それに対応したセット装備のみを選択できる。

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乗り心地・静粛性

乗り心地

20系から大幅に向上しました。20系の3列目は酷い乗り心地だったのですが、リアサスがダブルウィッシュボーン化されたことで大幅に改善しています。コーナーでの揺り返しも少なくなりました。

しかし路面の悪いところでは突き上げ感があり、高級セダンのような乗り心地とはいかないようです。

静粛性

先代より静かになっています。とくにエンジンノイズはほとんど聞こえなくなりました。ロードノイズも上手く遮断されています。

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安全装備

◯=標準装備 △=メーカーオプション − =設定なし

安全装備 ZA “G" ZA Z “G" Z “A" Z
横滑り防止装置
プリクラッシュブレーキ
車線逸脱警報
レーンキープアシスト
ブラインドスポットアシスト
クルーズコントロール
レーダークルーズコントロール
オートマチックハイビーム
アダプティブヘッドライト
ヒルスタートアシスト
運転席・助手席エアバッグ
サイド・カーテンエアバッグ

トヨタセーフティセンスPの搭載が待たれます。

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値引き額・中古車動向

値引き額

値引き対象 ZA “G" Z “G" Z “A"
車両本体 16.3 27.4 14.5
オプション 10.0 9.4 13.5

単位は万円。

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