デイリーF1ニュース(2017年5月6日号) マクラーレンはメルセデスを搭載しない 他

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最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース
本日のヘッドラインは以下のとおりです。

  • マクラーレンはメルセデスを搭載しない
  • フェラーリ、純利益60%増!
  • リカルド「スペインGPで使うハードタイヤは硬すぎる」
  • チェザーレ・フィオリオが自転車事故で重傷

それではご覧ください。

トップ画像の出典: reddit.com


マクラーレンはメルセデスを搭載しない

マクラーレンのエグゼクティブ・ディレクターであるザック・ブラウン氏は、マクラーレンがホンダに見切りをつけ、メルセデス製パワーユニット(PU)を搭載するのではないかという噂をあらためて否定しました。

「われわれの車がメルセデスを搭載することはない」とブラウン氏。「F1の結果には明らかに苛立っているが、文化は素晴らしく、人々も素晴らしい。われわれがやっていることは、勇敢で大いなる決断だ」

「われわれが勝っていないことに不満を抱えている。それは一晩では変わらないだろうが、懸命に努力しており、いずれ甘美な勝利をもたらすだろう」

Source: 'No Mercedes in the back of our car next year’, says McLaren’s Brown | en.f1i.com

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フェラーリ、純利益60%増!

フェラーリが2017年第1四半期(Q1)の決算を発表しました。前年同期比で売上高は22%増の8億2100万ユーロ、純利益は60%増の1億2400万ユーロと、フェラーリにとって素晴らしいQ1になったようです。

好調の要因は、V12フェラーリの販売比率が増えたことにあります。
Q1の販売台数自体は2,003台で、前年同期比で6%しか増加していませんが、価格と利益率の高いV12フェラーリの販売台数が50%増と伸びたことで、増収増益となりました。
ちなみにV8フェラーリの販売台数は3%減でした。

また、「スポンサーシップ、商業およびブランドからの収益」は、フェラーリのF1活動におけるスポンサーシップ収益が増加したことで、4%増の1億2300万ユーロとなっています。
フェラーリの財政基盤は盤石なようですね。

Source: Ferrari sponsorship revenue jumps in first quarter 2017

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リカルド「スペインGPで使うハードタイヤは硬すぎる」

スペインGPから「Bスペック」シャシーを投入し、巻き返しを図るレッドブルですが、ドライバーのダニエル・リカルドは、ピレリが今年初めて持ち込むハードタイヤに懸念を示しています。

「私はそれ(ハードタイヤ)が、私たちを助けるかどうかはわからないよ。しかしハードタイヤが、誰にとっても良いとは思えない。タイヤはすでに十分に硬いので、さらに硬いコンパウンドは硬すぎるだけだ」

ロシアGPではルノーニコ・ヒュルケンベルグが、ウルトラソフトタイヤで40周も走ったことからも明らかなように、今年のピレリタイヤは全般的に硬めです。
おそらく批判を恐れてのことでしょうが、硬すぎるタイヤのせいで戦略が単純になり、レースの醍醐味の1つが失われてしまっています。

「うまくいけばバルセロナは暑いので、ハードタイヤも機能するだろう」とリカルド。「しかし寒ければ、みんな苦労するだろうね」

Source: Ricciardo banking on upgrade but wary of tyres for Barcelona | en.f1i.com

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チェザーレ・フィオリオ氏が自転車事故で重傷

左がフィオリオ氏。右はアラン・プロスト。

画像の出典: formulapassion.it

かつてスクーデリア・フェラーリを率いたこともあるチェザーレ・フィオリオ氏が、イタリア南部ブリンディジ近郊においてサイクリング中に転倒し、意識不明の状態で発見されたそうです。
フィオリオ氏は病院に搬送されましたが、「クリティカルな状態」とのことですから、予断を許さない状況なのでしょう。

フィオリオ氏は毎日30kmのサイクリングに出かけるのが日課だったそうです。ブリンディジにはフィオリオ氏が所有する農場があるので、日課の最中に意識不明の状態に陥ったものと推測されますが、単独で転倒したのか、それとも自動車と接触したのか、はたまた病気の発作か何かで意識不明になったのち転倒したのかは不明で、イタリアの警察当局が現在調査中です。

フィオリオ氏はラリーチームの「HFスクアドラ・コルセ」を設立した人物でもあります。
最初はプライベーターだったHFスクアドラ・コルセは、後にランチアのワークスチームとなり、WRCでマニュファクチャラーズタイトル獲得10回という偉業を達成しました。

フェラーリの監督だった時代(1989年〜1991年5月)には、無敵のマクラーレン・ホンダを相手に奮闘し、フェラーリを一時的に復活させた立役者でもあったのですが、アラン・プロストと衝突し、1991年のモナコGP後に解任されてしまいました。

最近ではアントニオ・ジョビナッツィを強く推していたフィオリオ氏。回復が待たれます。

Source: Former Scuderia boss Fiorio in critical condition | en.f1i.com

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前日のデイリーF1ニュース
デイリーF1ニュース(2017年5月5日号)| 車知楽

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デイリーF1ニュース(2017年5月7日号)| 車知楽

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