デイリーF1ニュース(2017年5月14日号) ホンダ、カナダGPでのアップデートを保証せず 他
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- ホンダ、カナダGPでのアップデートを保証せず
- アロンソ、予選7番手の大殊勲!
- メルセデス勢の予選後コメント
- フェラーリ勢の予選後コメント
それではご覧ください。
ホンダ、カナダGPでのアップデートを確約せず
信頼性の面でもパフォーマンスの面でも、一刻も早い改善が望まれるホンダのパワーユニット(PU)ですが、ホンダF1プロジェクト総責任者の長谷川祐介氏は、カナダGPでのアップデートを確約しませんでした。
「明らかにカナダはパワーサーキットなので、新しいエンジンを用意できればいいと思います」と長谷川氏。「しかしそれができるかどうか、私にはわかりません」
スペインGPのフリー走行1では、フェルナンド・アロンソのエンジンに大穴が開き、彼はたった3周しかできませんでした。
「データによると、油圧が低下し最初にオイルを失ったときには、エンジンはまだ回っていました。つまりエンジンは正常だったのですが、再び油圧が低下し、エンジンが壊れてしまったのです。われわれはオイルフィードの機械的問題から、油圧の低下が起こったと考えています」
オフシーズンテストで最初に出たトラブルも、オイル関連でした。たしか横Gでオイルが適切に送り出せない問題だったと記憶しています。
カタロニア・サーキットのターン3(ルノー・コーナー)は、かなり高い横Gがかかるコーナーとして有名です。オフシーズンに出たトラブルが、いまだに解決していないのでなければよいのですが……。
Source: Honda can’t guarantee Canadian GP engine upgrade | en.f1i.com
アロンソ、予選7番手の大殊勲!
フリー走行1ではコースイン即リタイアと、母国GPを最悪の形でスタートしたフェルナンド・アロンソでしたが、予選では素晴らしいパフォーマンスを披露してくれました。
「今日はすべてが完璧だったと思う」とアロンソ。「思ったよりも上手くいった」
「マシンは明らかに予選に合っていたし、7位は贈り物だ。この順位から私たちが出来ることを見ていく。予選とフリー走行3で素晴らしい変更ができた」
車には自信があったとも語ったアロンソ。抜きにくいサーキットですから、スタートさえ決まれば、あとは走りきるだけでポイントを獲得できるはずです。走りきれるかどうかが問題ですが。
Source: Alonso: Seventh place start a ‘gift’ | f1fanatic.co.uk
メルセデス勢の予選後コメント
ルイス・ハミルトンが予選で見事ポール・ポジションを獲得しました。
「本当に激しい予選だった」とハミルトン。「ポールを取るために、われわれは1ミリ秒ずつ削らなければならなかったよ」
「チームは予選に先立っていくつかの変更を車に加えた。車のフィーリングはすごく良かったので、僕はそれにとても満足していた」
「僕たちのポテンシャルは、フェラーリよりも0.1秒ほど速かった。Q3ではもっと接近していたけどね」
バルテリ・ボッタスは予選3番手に終わりましたが、彼が初優勝を飾ったロシアGPは、3番グリッドからのスタートでした。
「予選中はリアの安定性で苦労していたので、良いリズムを見つけるのが難しかったです」とボッタス。「最高の予選セッションではありませんでしたが、チームが成し遂げた仕事には満足していますよ。今日のルイスはとても速くて強かった」
「ターン1まではソチ(ロシアGPの開催地)に比べて短いですが、過去には2列目から首位に立つことができました。すべての可能性はまだ開かれていると思います」
Source 1: Hamilton delighted to top 'intense’ qualifying | en.f1i.com
Source 2: 'Everything is still wide open,’ insists Bottas | en.f1i.com
フェラーリ勢の予選後コメント
セバスチャン・ベッテルは惜しくも2番手でした。彼はアタックラップの第2セクターで最速でしたが、最終シケインで左フロントタイヤをわずかにロックさせてしまい、ハミルトンに0.051秒だけ届かなかったのです。
「僕はそうなることを恐れていたんだ」と、ベッテルは予選後に語りました。カタロニア・サーキットはオフシーズンテストのコースなので、彼も相当な周回数を走り込んでいるはずですが、それでも最終シケインは難しいものだというのです。
「Q3最初のラップでは、僕は完全に満足していなかった。さらにできることがあると知っていたから。2回目のアタックは、最終シケインまでは本当に良かったんだ。でも、ルイスに限りなく近づけただけだったよ……」
予選4番手に終わったキミ・ライコネンは、自身のパフォーマンスにとても失望しているようです。
「スピードがあると思っていたが、ラップをまとめ上げることができなかった。残念だよ、4位だが、とても接近しているのでちょっと痛い」
「車はとても上手く機能している。そのことはとてもハッピーだ。でも、そこかしこで小さなミスを犯していることに少し失望しているし、まだ良いラップを作れていない」
では小さなミスを犯さないためには? という質問に対しライコネンは「もっと上手く運転する! ミスをしない! 秘密なんか無いさ」と答えています。彼らしいですね。
Source 1: Vettel rues chicane mistake after ‘miracle’ rebuild | f1fanatic.co.uk
Source 2: 'P4 okay, but being so close hurts’ laments Raikkonen | en.f1i.com
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デイリーF1ニュース(2017年5月13日号)| 車知楽
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デイリーF1ニュース(2017年5月15日号)| 車知楽
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