ホンダ スポーツ・ビジョン・グランツーリスモ ベイビーNSXの正体はゲーム用!?

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ホンダがPS4用ゲームソフト「グランツーリスモ スポーツ」向けに、「ホンダ・スポーツ・ビジョン・グランツーリスモ」を公開しました。

ビジョン・グランツーリスモ(以下、VGT)は、世界中の自動車メーカーが製作・公開しています。
ホンダ以外のメーカーのVGTについては、グランツーリスモの公式サイトをご覧ください。

グランツーリスモ・ドットコム | VISION GT

ホンダが今回公開したVGTは、以前「ベイビーNSX」とか「新型S2000」として報じられた、パテントイメージや予想CGにそっくりです。

今回はホンダVGTとそれらを比較してみます。


ホンダ・スポーツ・ビジョン・グランツーリスモ

この車をデザインするために、ホンダでは世界的なデザインコンペが開かれたそうです。

世界中のデザイナーの共同作業によって生み出されたホンダ・スポーツVGTでは、「ヒューマン・センター・デザイン(人間中心設計)」が具現化されています。
そのうえでスポーツカーらしいフォルムや美しさ、力強さなども表現しているようです。
単にかっこいいだけのデザインではないということですね。

内装もちゃんとデザインされています。

スペック

エンジンは2.0リッター・直列4気筒ターボという設定です。
DOHC-VTECによって、400psという最高出力を想定しています。

リッターあたり200馬力というのは、市販車では未踏の領域です。
あのAMG A45ですら、現行型ではリッターあたり190.5psにとどまっています。

ギアボックスは8速デュアル・クラッチ・トランスミッションです。
実際に風洞実験までしたという車体は、理想的な空力性能を実現しています。

その車体にはカーボンを多用することで、車重は899kgという驚異的な軽さを実現。
もし本当に生産されたら、スポーツカー史に残る名車となるに違いありません。

「ベイビーNSX」あるいは「新型S2000」との比較

新型S2000のパテントイメージとして話題になったもの
ホンダが商標登録した「ZSX」の予想CG。上のパテントイメージが元になっている。
ホンダ・スポーツ・ビジョン・グランツーリスモ

ガソリンエンジンのホンダ製スポーツカーはもう出ない?

ベイビーNSX=ZSXだの新型S2000だのと、車知楽でもこのネタを散々取り上げてきたのですが、結局ゲーム内専用マシンというオチがついてしまいました。

今年の東京モーターショーで欧米メディアの取材を受けたホンダの八郷隆弘社長も、「新型S2000については確約できない」とコメントしていましたし、NSXとシビックタイプRの間を埋めるスポーツカーは、もう出ないのかもしれません。
スポーツEVコンセプトのような、電気自動車のスポーツカーにシフトしていくのでしょう。

残された謎

でもホンダ・スポーツ・ビジョン・グランツーリスモスパイダー仕様とでも言うべきコンセプトカーが、実際に製作されているんですよね。
これは一体何だったんだろう?

謎のコンセプトカーについては、以下のリンク先をご覧ください。

ホンダが謎のスポーツカーを製作中! 新型S2000コンセプト? あるいはZSX? | 車知楽

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