新型S660 マイナーチェンジでルーフの自動開閉システム追加!?

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ホンダ・S660が、マイナーチェンジ(M/C)されるかもしれません。
現時点ではあくまで推測にすぎませんが、S660のルーフ開閉を自動化する特許の存在が明らかになったため、近いうちに何らかの改良が施される可能性が高いのです。

今回は、M/C後の新型S660に装備されるであろう、ルーフの自動開閉機構についてお伝えします。


現行S660のルーフ開閉機構(ロールトップ)

現在のS660のルーフ開閉は、完全に手動です。


ロールトップ」と呼ばれる幌は小型ではあるものの、開閉するには車外に出る必要があること取り外したロールトップを収納するスペースが必要なことなどが、使い勝手を悪くしています。

手動でもマツダ・ロードスターのようにワンタッチで開閉できるならば問題無いのですが、エンジンをリアミッドに搭載しているS660では、幌を収納するスペースがありませんから、タルガトップを巻き取って収納する仕組み(=ロールトップ)にせざるを得なかったのでしょう。

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ホンダの自動開閉ルーフの特許

特許の名称は「タルガトップ・ビークルのルーフ構造」というもので、図案にはS660が使われています。
よって、S660用のシステムと考えて間違いないでしょう。

ホンダによると、この特許の目的は「タルガトップ・ビークルのオープン・フィールと、ルーフ開口部を開閉する利便性のバランスを取ること」にあるそうです。

具体的な仕組みは、金属製のフレームを持つキャンバストップの自動開閉ユニットを、ルーフの開口部に取り付け、モーターによってそのキャンバストップをスライドさせ、ルーフの開閉を自動化するというものです。
ちなみにルーフの開閉は、手動でも行えます。

金属製の四角いフレームの内側に、キャンバストップが張られている。
FIG.2をフロント側から見た断面の、右側半分。
巻き取り機構により、キャンバストップが収納される。
操作レバー(6B)を動かすと、自動開閉ユニット内部のピン(6A)がスライドし、車体側のAピラーに固定する。
車体に固定するピンのスライド機構(6A)と、その操作レバー(6B)の拡大図。

でもこの仕組みの最もユニークな点は、キャンバストップの自動開閉ユニット全体を、金属製のフレームごと取り外せるということです。
サーキット走行の際などには、重く、高い位置にあるキャンバストップの自動開閉ユニット全体をそっくり取り外すことで、軽量化できるだけでなく、重心位置も下げることができます。
それにより車両のパフォーマンスを最大限発揮できると、ホンダは考えているようです。

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