ホンダZSX=小さなNSX!? S2000はお払い箱か?
ホンダがEUで"ZSX“という商標を登録しました。このZSXが、"ベイビーNSX“になると見られています。
トップ画像の出典: autoguide.com
目次
- 1.ホンダZSXの概要
- 1-1.ZSXのエンジン
- 1-2.NSXとの違い
- 2.次期S2000はどうなる?
- 2-1.S2000? それともベイビーNSX?
ホンダZSXの概要
ZSXはNSXと同様のパッケージングになると見られています。つまり──
- リアミッドシップにエンジンを搭載
- フロントとリアにモーターを持つハイブリッド
- 4輪駆動
──という基本的な部分は同じです。
ただしNSXが「3モーター・ハイブリッド(フロント:2 リア:1)」なのに対し、ZSXのモーターはフロントとリアにそれぞれ1つづつ(つまり2モーター)になるとされています。
また、ロードスター・バージョンの投入がZSXではありそうです。その場合はリトラクタブル・ハードトップになると見られています。
ZSXのエンジン
エンジンはシビックタイプR用の2.0L・直列4気筒・直噴ターボの採用が有力です。
今年10月のパリ・モーターショー(通称パリサロン)で発表される第10世代シビックベースのタイプRは、345ps・450Nm(45.9kgf・m)を発生する、ハイパワーエンジンを搭載すると見られています。
このエンジンにハイブリッドを組み合わせたシステム出力は、370ps・500Nm(51kgf・m)となり、新型トヨタ・スープラの対抗馬になると報じているメディアもあります。
NSXとの違い
NSXと決定的に異なるのは、アキュラではなくホンダブランドだということです。また、上記の情報をもたらしたホンダのインサイダーも日本のスタッフだと言われており、日本のホンダが開発を主導しているのかもしれません。
次期S2000はどうなる?
ホンダの創業70周年に合わせて新型S2000が発表されるという噂がありました。
実際いくつかのレンダリング画像が出回っていますが、それらの元になっているのは2015年にドイツで流出したとされる以下の画像です。
灰色のやつが最初に流出したもので、下2つはヨーロッパのレンダー(CGを製作する人)が流出画像を元に勝手に作ったものです。
一番下のやつは某サイトが「スクープ! 欧州エージェントから流出画像を独占入手!」とかやってました。実際は韓国の自動車メディアが、ヨーロッパのレンダーに製作してもらったもののようです。Googleで画像検索すれば初出がどこなのかすぐにバレるので、嘘をつくのはもうやめましょうね。
S2000? それともベイビーNSX?
最初の画像が流出した際には、「これはベイビーNSX」だと言われていました。なんでもリーマン・ショック前から計画されていたものがポシャって流出したというのです。(今見ると、ただのNSXのデザイン画像にしか見えませんね)
しかし一番下の画像が広まったときには「新型S2000の画像流出!」と喧伝されていました。噂が噂を呼び、伝言ゲームのように内容が変わってしまったのでしょう。
おそらく最初から新型S2000の計画はなかったのだと思います。安価でハイパワーなスポーツカーを全米のホンダディーラーが求めているという話や、S660がMRだったことが憶測を呼び、S2000復活の噂になってしまったのだと思います。
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