デイリーF1ニュース(2018年1月16日) マリオ・イゾラ「フェラーリ撤退は冗談ではない」
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- マリオ・イゾラ「フェラーリ撤退は冗談ではない」
- マルキオンネ「フェラーリにラウダの居場所はない」
- F1の新ロゴ、3Mの商標に酷似?
それではご覧ください。
マリオ・イゾラ「フェラーリ撤退は冗談ではない」
ピレリのマリオ・イゾラは、フェラーリがF1から撤退した場合には、スポーツ全体にとって打撃となると考えています。
「彼らが何か重大なことを言うならば、その種の主張が冗談ではないということだ」とイゾラ。「1日の終わりに彼らが話し合い、両者(F1とフェラーリ)にとって満足のいく解決策を見つけることを望んでいる」
「F1はフェラーリを失うことに興味が無い、フェラーリはF1を失うことに興味が無い。フェラーリがF1から撤退すれば、win-winの状況ではなくなる。意味が無い」
「フェラーリが2021年にF1を離れることについて話しているので、われわれはこれまで考えていなかったこの質問(フェラーリが撤退するか否か)を、契約更新の前にまず考慮しなければならない」
フェラーリがいないF1は価値が半減すると言っても過言ではありませんから、ピレリもそれを考慮に入れなければ契約更新できないということですね。
F1側が考えている以上に、フェラーリの影響力は大きいのかもしれません。
Source: Ferrari “not joking" with F1 quit threats – Isola | crash.net
マルキオンネ「フェラーリにラウダの居場所はない」
かつてフェラーリで2度世界タイトルを獲得したニキ・ラウダですが、エンツォ・フェラーリと対立した末ブラバムに移籍したという経緯があります。
一方、現在のフェラーリは長らくタイトルから遠ざかっていますが、ラウダがチェアマンを務めるメルセデスは常勝軍団です。
もう一度ラウダをフェラーリに招聘すれば、跳ね馬もタイトルを獲得できるかもしれません。
「ラウダはメルセデスにとって無くてはならない存在だ」と語るのは、フェラーリのセルジオ・マルキオンネ会長です。
「彼は常にドライバーの心に何が起こるかを理解している。そこに大きな価値があり、ドライバーが何をしているかについての評価を間違うことはほとんどない」
「しかしわれわれのチームには、彼のような占い師のためのスペースは無い」
マルキオンネはラウダの価値を「ドライバーに対する観察眼」にあると見なしているようですが、ラウダがF1パドックの長老格であることも、人脈等の面で有利に働いていると思います。
Source: Ferrari and Lauda wouldn’t mix – Marchionne | en.f1i.com
F1の新ロゴ、3Mの商標に酷似?
F1は昨年の最終戦アブダビGPで新しいロゴを発表しましたが、そのロゴが3M社の商品ロゴにそっくりだということで、将来訴訟を起こされるのではないかと懸念されています。
F1のロゴに似ているのは、3M社のサポーター「Futuro(フツロ)」のロゴです。
日本仕様のフツロには全く異なるロゴが使われているのですが、欧州の商品パッケージには新F1ロゴのFの字とそっくりのロゴがデザインされています。
3M社はF1よりも先にこのロゴを届け出たということで、F1は商標権の侵害で訴訟を起こされるかもしれません。
片やサポーター、片やスポーツですから、実際に訴訟が起こる可能性は低いと言われていますが、果たしてどうなるでしょうか。
Source: Is Formula 1 heading for logo trademark trouble? | en.f1i.com
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