デイリーF1ニュース(2018年1月20日) ピレリの考えるオーバーテイクの処方箋

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最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース
本日のヘッドラインは以下のとおりです。

  • ピレリの考えるオーバーテイクの処方箋
  • アルファロメオがインディカーに参戦!?
  • 2019年からドライバー最低重量を新たに設定

それではご覧ください。


ピレリの考えるオーバーテイクの処方箋

ピレリのスポーツディレクターであるマリオ・イゾラが、どうすればF1のオーバーテイクが増えるのかについて述べています。
2017年のF1は、前年比でオーバーテイク数が半減してしまいました。

「私の個人的な意見では、よりメカニカルグリップがあり、エアログリップが少なくなければならないということです」とイゾラ。

「メカニカルグリップをより大きくすることで、オーバーテイクしやすくなります。なぜなら他の車を追いかけているときにはダウンフォースが減るため、(メカニカルグリップが高い方が)オーバーテイクが簡単になるからです」

イゾラは現行レギュレーションの車が空力的に過敏なため、テール・トゥー・ノーズの状態からオーバーテイクにつなげるのが難しいと言います。

「(テール・トゥー・ノーズだと)明らかにタイヤの温度が上がっているので、追いかけるためのタイヤを失ってしまいます。(ダウンフォースの喪失により)スライドしてタイヤ温度が上がり、タイヤが過熱して性能を失ってしまうのです」

ピレリはタイヤの過熱を抑制するコンパウンドを配合しているようですが、やはりダウンフォースを削減するのが、オーバーテイクを増やす近道なのでしょう。

Source: F1 needs less aero, more tyre grip to aid overtaking – Pirelli boss | f1fanatic.co.uk

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アルファロメオがインディカーに参戦!?

フィアット・クライスラーを率いるセルジオ・マルキオンネが、アルファロメオインディカー・シリーズに参戦させるかもしれません。

「なぜインディカーにアルファロメオがいないのか?」とマルキオンネ。「われわれはそれについて考えている」

具体的にはまだ動いていないみたいですが、フィアット・クライスラーの「脱F1」の動きは、徐々に加速しつつあるようです。

Source: Marchionne: 'Why not Alfa Romeo and IndyCar?’ | en.f1i.com

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2019年からドライバー最低重量を新たに設定

マシンの最低重量からドライバーの体重を除く動きがあることを先日お伝えしましたが、ストラテジーグループで具体的な話が出てきました。

それによると、ドライバーの体重をマシンの最低重量から除外するものの、その代わりにドライバーの最低重量(80kg)を設定するとのことです。

ドライバー用の最低重量という新たな概念の登場により、体重の軽いドライバーが有利になる可能性が出てきました。
80kg以下のドライバーは、バラストによってハンドリングバランスを調整することができるからです。

なぜドライバーの最低重量という考え方が出てきたのかはわかりませんし、大柄なドライバーが不利になるレギュレーションをあえて導入しようというF1側の考え方には、首を傾げざるを得ません。

Source: F1 teams put 80kg of weight behind their drivers for 2019 | en.f1i.com

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