デイリーF1ニュース(2018年4月6日) ハミルトン「契約はリバティのF1改革案を見てから」
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- ハミルトン「契約はリバティのF1改革案を見てから」
- オーバーテイク促進案、続々
- ベトナムで初のF1イベント開催が決定
それではご覧ください。
ハミルトン「契約はリバティのF1改革案を見てから」
メルセデスを率いるトト・ヴォルフは、ルイス・ハミルトンとの新たな契約を「締結したに等しい」と主張しています。
ドイツのSport Bildによると、ハミルトンの契約は2019〜2021年までの3年契約で、年間6000万ドルを受け取るという破格のものだそうです。
しかしハミルトンは、F1の将来を見定めてから契約することを考えています。
リバティ・メディアは明日、F1改革案について発表するからです。
「リバティの提案は、明日チームに明らかにされるだろう」とハミルトン。「それはドライバー市場に影響を及ぼすだろうか? 多分そうはならないだろうが、私はそれを知りたい」
「私はペンで紙に何も書いていないので、楽しみにしている。チームにとっても、私にとっても良い。何も急ぐべきではなく、時間を取ることが肝心だ」
「今の契約はその時点で最も重要なものだったが、次の契約はさらに重要になるだろう。F1にどれくらいの時間を費やしたいと思うか、それについての決定は、キャリアの後半にさしかかっている私にとって、ますます重要なものになっている」
もしリバティの提案が大したものでなければ、ハミルトンは2020年までの契約に変更するかもしれませんね。
Source : Hamilton waiting on Liberty proposals | pitpass.com
オーバーテイク促進案、続々
今年のバーレーンGPでは、オーバーテイクを増やすために、DRSゾーンが100m延長されました。
これによりターン1でのオーバーテイク増加が期待されています。
しかしオーストラリアGPでは新たなDRSゾーンを追加したにもかかわらず、ほとんどオーバーテイクが見られませんでした。
そのためF1は来年に向けて、具体的な改善策が検討し始めています。
F1のモータースポーツ・ディレクターであるロス・ブラウンの麾下で、エアロダイナミクスの研究を行っているジェイソン・サマービルは、フロントウイングとその周辺のデザインを単純化することが、オーバーテイクを増やすのに効果的だと考えているようです。
現在のフロントウイングは信じられないほど複雑化しており、フロントホイールの背後にあるバージボード等も、かなり入り組んだ作りになっています。
これらが生み出す乱気流を無くすことができれば、後続車両はより接近しやすくなると考えられるのです。
Source: Formula 1 seeks urgent fixes for lack of overtaking in Australia | autosport.com
ベトナムで初のF1イベント開催が決定
経済成長著しいベトナムで、初のF1イベントが開催されるようです。
このイベントはF1のグローバルパートナーでもあるハイネケンが企画したもので、飲酒運転に対する啓発活動も含まれているのだとか。
「The Perfect Experience with F1」と銘打たれたイベントのドライバーには、F1で通算13勝を上げたデビッド・クルサードが起用され、レッドブルのF1マシンによるデモランとともに、ハイネケンのビールや音楽を楽しむイベントが計画されているようです。
イベントはホーチミン市で行われる予定ですが、リバティ・メディアが将来のF1開催を目論んでいるのはハノイ市であり、すでに何らかの契約を結んでいると言われています。
しかしベトナムでF1が人気を博しているという話は、寡聞にして聞いたことがありません。
ベトナムではサッカーやeスポーツの人気が高い印象があります。
例えばYouTubeライブでeスポーツ(リーグ・オブ・レジェンドなどのゲーム)の試合が行われていると、ベトナム語の中継だけ視聴者数が異常に多いんですよね。
F1もeスポーツシリーズを展開しているので、そちらの方面から攻めるべきかもしれません。
Source: Vietnam set for Heineken F1 event in Ho Chi Minh City! | en.f1i.com
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