デイリーF1ニュース(2018年4月14日) 中国GP FP3と予選の結果
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- 中国GP FP3と予選の結果
- ハミルトン「ペースが悪かった理由は本当にわからない」
- フェルスタッペン、ルノーPUに苛立ちを見せる
それではご覧ください。
中国GP FP3と予選の結果
2018年のF1第3戦中国GPは、フェラーリのセバスチャン・ベッテルがポール・ポジションを獲得しました。
ベッテルは前戦バーレーンに続き、2戦連続のポール・ポジションです。
注目のトロロッソ・ホンダは、ブレンドン・ハートレーが15番手、ピエール・ガスリーは17番手と苦戦。
気温・路面温度ともに低かったため、STR13はタイヤの温まりが悪く、FP3から苦労していたようです。
明日は気温が19℃まで上がるので、挽回に期待したいですね。
トロロッソは予選順位が悪かったので、1ピットストップ作戦を取るかもしれません。
普通に走るだけでは上位進出は難しいでしょうし、勝負に出てもらいたいものです。
ちなみにトロロッソは昨年の予選よりも、0.076秒遅いタイムしか出せませんでした。
メルセデスも昨年比でわずか0.056秒しか短縮できずに終わっています。
なお、ウィリアムズは昨年より0.555秒も遅かったようです。
かつての常勝チームは、かなり深刻な状況にあると言わざるを得ません。
ハミルトン「ペースが悪かった理由は本当にわからない」
ペースが上がらず4番手で予選を終えたルイス・ハミルトン。
トップのセバスチャン・ベッテルから0.58秒も遅れてしまった原因は、ハミルトン自身にもわからないようです。
「僕には本当にわからない」とハミルトン。「車は大丈夫だと感じたが、僕には本当にそれに対する答えがない」
メルセデスを率いるトト・ヴォルフは、「グリップが足りなかった」と述べています。
「タイヤが過熱したり、あるいは冷え過ぎたりして、(タイヤが機能する)ウィンドウから外れたのかもしれない。バーレーンでそうだったようにだ」
トロロッソも似たような状況だったのかもしれませんね。
天候が変化すれば情勢も変わるでしょう。
Hamilton 'doesn’t have an answer’ for drop in pace in China | en.f1i.com
フェルスタッペン、ルノーPUに苛立ちを見せる
FP3では、ダニエル・リカルドのマシンが白煙を上げて止まってしまいました。
原因はターボトラブルだったようです。
前戦のバーレーンでもバッテリートラブルでリタイアしているリカルドが、再びルノーパワーユニット(PU)の洗礼を受けてしまいました。
しかし、ルノーPUの問題は、低い信頼性だけではありません。
パフォーマンスの面でも、当初の見込みより低いレベルにとどまっているようです。
「ストレートのギャップは、僕たちがここに来る前に予想していたよりも少し大きかった」と語るのは、リカルドのチームメイトであるマックス・フェルスタッペンです。
「僕たちの方でもファイン・チューニングする必要があるけど、パワーモードは良くない。僕が以前から抱えているいくつかの問題は、リミッターが近すぎるとか、アップシフトしてもつっかえて、実際には機能しないというものだ」
ホンダもパワーはそれほど出ていませんが、信頼性はかなり改善されていますから、ルノーの信頼性の低さがなおのこと目につきます。
ただしトラブルが出ているのは、ルノーユーザーの中でもレッドブルだけなので、もしかすると車体側に問題があるのかもしれません。
なんにせよ、こんな状況でルノー継続とはならないでしょう。
レッドブル・ホンダがいよいよ現実味を帯びてきました。
Source: Frustrated Verstappen admits radio messages are intended to put pressure on Renault | racefans.net
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