デイリーF1ニュース(2018年5月5日)アロンソ、LMP1ノンハイブリッド勢を警戒
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- アロンソ、LMP1ノンハイブリッド勢を警戒
- フォーミュラE創業者「FEの株式を全て買いたい」
- ピエトロ・フィッティパルディ、両足を骨折
それではご覧ください。
アロンソ、LMP1ノンハイブリッド勢を警戒
WEC(世界耐久選手権)が開幕しました。
初戦はスパ・フランコルシャン6時間レースです。
予選でポール・タイムを記録したのは#7 トヨタ(小林・コンウェイ・ロペス組)でしたが、申告したシリアルナンバーと異なる燃料流量計を使用していたために、1周遅れでピットスタートするペナルティが課せられました。
よって決勝レースは、予選で2番手タイムを記録した#8 トヨタ(アロンソ・中嶋・ブエミ組)が先頭でスタートすることになりましたが、アロンソはノンハイブリッド勢のスピードを警戒しています。
「朝のプラクティスで、われわれ(トヨタ勢)は2番手と5番手だった」と語るのは、F1と二足のわらじを履くフェルナンド・アロンソです。
「LMP1のノンハイブリッドは、間違いなく速いと思う。私の意見では『速すぎる』」
今季のWECには、総合優勝を狙えるLMP1クラスに、トヨタ以外のワークス・チームがいません。
そのためFIAはハイブリッド(ワークス)とノンハイブリッド(プライベーター)の性能差を均衡させようとしています。
「レースディスタンスでは予選のようにバッテリーを消費できないため、(ノンハイブリッドの)ライバルたちの方が少し安定しているだろう。だから決勝では脅威になると思う」
今年のトヨタには楽勝ムードが漂ってましたが、意外と接近戦になるかもしれません。
Source :Alonso warns Toyota’s LMP1 rivals are “too fast” | racefans.net
フォーミュラE創業者「FEの株式を全て買いたい」
フォーミュラEの創業者であるアレハンドロ・アガグは、既存の株主が持つ全ての株式を、総額6億ユーロで買い取るつもりです。
「私はフォーミュラEの未来を強く信じており、このオファーはその信頼を表明するものです」と、アガグは書面を通じてコメントしました。
「以上のような理由から、私は6億ユーロで会社のすべての株式を買う提案をしたいと思っています」
株主がアガグの提案を受け入れるかは不明ですが、アガグはフォーミュラEの成長にかなりの自信を持っているようです。
しかし今後はポルシェやメルセデスなどの参戦が控えているので、あえて株を売らない株主も多いと思います。
Source: Agag makes 600 million euro bid for Formula E | uk.reuters.com
ピエトロ・フィッティパルディ、両足を骨折
WEC開幕戦の予選で、ピエトロ・フィッティパルディが大クラッシュを喫してしまいました。
彼のドライブしていた#10 ドラゴンスピード BRエンジニアリングは、オー・ルージュで車体底面を底打ちした際に挙動を乱し、そのままアウト側のタイヤバリアに突っ込んでしまったのです。
ドラゴンスピードのプレスリリースによると、フィッティパルディの意識はハッキリとしており、生命に別状はないとのことですが、両足を骨折していたため、ヘリコプターで病院に搬送されました。
その後の手術は無事に成功したそうです。
フィッティパルディは今年からスーパーフォーミュラやインディカーにも参戦するなど、精力的に活動しています。
その矢先にこんなことになってしまい、本当に残念ですね。
1日も早い回復を願っています。
Source: Fittipaldi suffers leg injuries in Spa crash | racer.com
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