デイリーF1ニュース(2018年9月3日)ハースに車両規定違反。イタリアGPの結果から除外に

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本日のニュースは以下の3本です。

  • イタリアGP 決勝結果
  • ハースに車両規定違反。イタリアGPの結果から除外に
  • 佐藤琢磨、インディカーで通算3勝目

それではご覧ください。


イタリアGP 決勝結果

イタリアGP 決勝結果(クリックで拡大)

2018年のF1イタリアGPは、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が制しました。

スタート直後にハミルトンとセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が接触し、ベッテルがスピンするという混乱がありました。

しかしポール・ポジションスタートのキミ・ライコネン(フェラーリ)はトップを維持。
レース序盤のハミルトンは、ライコネンの背後で隙を窺うしかありませんでした。

ライコネンとハミルトンがピットを終えても、順位は変わらず。
しかしピットを遅らせていたバルテリ・ボッタス(メルセデス)がライコネンの行く手を遮ったことで、ライコネンとハミルトンの差が一気に縮まります。

ボッタスの後ろでダーティーエアーを受けながら走ったライコネンのタイヤには、ブリスターが発生していました。
ハミルトンはペースが上がらなくなったライコネンを、1コーナーでオーバーテイク。
そのまま逃げ切り、今季6勝目を飾ったのです。

序盤のスピンから必死の追い上げを見せたベッテルでしたが、結局4位に終わっています。
これによりドライバーズランキングでは、ハミルトンが30ポイント差でベッテルをリードすることになりました。

ドライバーズランキング(イタリアGP終了時点)

トロロッソ・ホンダは苦戦

苦手とする高速コースで9番グリッドを獲得したピエール・ガスリーでしたが、レース序盤にフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)と接触した際にフロアを破損してしまいます。

その後はペースが上がらず、15位に終わりました。
アロンソがガスリーを押し出したような形になったので、ガスリーは「不公平だ」とアロンソを非難しています。

ブレンドン・ハートレーはスタート直後にマーカス・エリクソン(ザウバー)と接触し、1周も走らずにリタイア。
トロロッソ・ホンダ勢にとっては、何とも不本意なグランプリになってしまいました。

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ハースに車両規定違反。イタリアGPの結果から除外に

ロマン・グロージャン(ハース)は、イタリアGPを6位フィニッシュしたものの、シャシーにレギュレーション違反が見つかったために失格となり、レース結果から除外されました。

カーナンバー8の車両が違反していたのは、F1技術規則の第3条7.1.d項です。
この規則では「車両の真下から見た時、前部の各角上に半径50mm(±2mm)の丸みがなければならない」と定められていますが、守られていませんでした。

ハースはこの決定を不服としており、控訴する方針です。
したがってFIA国際控訴法廷の判断によっては、この決定が覆るかもしれません。

Source: Haas’ Grosjean disqualified from Italian GP results! – f1i.com

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佐藤琢磨、インディカーで通算3勝目

インディカー・シリーズに参戦中の佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)が、第16戦ポートランドで通算3勝目となる勝利を上げました。
20番手スタートからの大逆転勝利です。
最初のコーションでトップオフ(燃料を注ぎ足して満タンにすること)したことが、燃費に余裕を生み出し、勝利の要因となったようです。

これで佐藤琢磨は、ストリートコース、オーバルコース、パーマネント(常設)コースの全てで勝利したインディカー・ドライバーとなりました。
来年で42歳になる彼ですが、まだまだやってくれそうです。

Source: Sato takes surprise win as Dixon survives Portland pile-up – racefans.net

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