デイリーF1ニュース(2018年12月19日)ホーナー「ルノー本社のコミットメントが欠如していた」
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお伝えする「デイリーF1ニュース」。
今日のニュースは以下の2本です。
- ホーナー「ルノー本社のコミットメントが欠如していた」
- F1のスポンサー状況は今後改善する?
それではご覧ください。
ホーナー「ルノー本社のコミットメントが欠如していた」
レッドブルのクリスチャン・ホーナーは、これまで使用してきたルノーエンジンの信頼性やパフォーマンス不足は、ルノー本社の取り組み方に原因があると考えているようです。
「手柄があるなら、当然認められる」とホーナー。「メキシコでは勝つ能力のあるエンジンを供給してくれたし、オーストリアや中国も同様だった」
「MGU-Kを失ったが、モナコではラッキーだった。そしてその他のサーキットではクタクタに疲れ切っていた」
「ガレージにいたルノーのスタッフについては、全面的に称賛する。彼らは毎週毎週全力で働いてくれた」
「しかし開発と信頼性に関するルノー本社のコミットメントを欠いていたため、最終的には彼らを失望させた」
「あるエンジンから別のエンジンへと、パーツを付け替えるのを頻繁に見てきた」
「ハイブリッド時代にはあまりにも多くの(開発)テーマがあり、ダイノの時間も妥協しなければならないし、耐久性なども妥協しなければならない」
レッドブル以外のルノーエンジン勢は、終盤戦になってもBスペックを使用していました。
レッドブルだけがCスペックを使えたのは、エクソン・モービルのおかげなのだそうです。
「エクソンは我々にとって、非常に良い仕事をしてくれた」
「彼らの困難さと不満により、顧客である我々の限られたダイノ・タイムを利用することもあった」
「しかし彼らはCスペックが機能する燃料を考え出すことに成功した。我々はそれを車に使用し、走らせて成功した。ワークスチームはCスペックを使うことができなかった。それに勇気づけられている」
ちなみにルノー側は、レッドブルがワークス(BPカストロール)と異なる燃料を使っているために、パワーの面で問題が出ると批判していました。
ところが真相は全く逆だったわけです。
こういう点もルノーが信頼を失った原因だと思います。
Source: Renault let its own Formula 1 staff down – Red Bull boss Horner – autosport.com
F1のスポンサー状況は今後改善する?
ここ5年間で25%もスポンサーマネーが減少しているF1ですが、モータースポーツ・ディレクターであるロス・ブラウンは、その状況が改善していくと見ています。
レギュレーションの見直しにより格差が是正され、F1がスポーツとして健全化されていくからです。
「チェイス(キャリー, F1のCEO)氏は、彼が提案したことを実行しようとしている」とブラウン。「バーレーンからこれまでの間に、詳細に関する数多くの仕事が成された。予算制限についても、予算制限以外についてもだ」
「だからいくつかの微調整はあったが、私は自信を持っている。彼はそれを続けるつもりだと我々に言った」
「リバティがこのスポーツを買ったのは、彼らが2021年以降、スポーツはファンにとってもっと健全になると知っていたからだ。ファンが増えれば、我々のスポンサーシップもより健全になるだろう。TV視聴率も、観客数なども…。だから彼らは計画を持っていると思うし、それを実行することを期待している」
チーム間の格差が減り、競争が激しくなれば、必ずファンが増えるというわけではありません。
インディカーは車体のダウンフォースを減らしたことでかなりバトルが増えましたが、視聴率は依然低迷したままです。
Source: Liberty’s 2021 F1 overhaul will make sponsor situation “healthier” – Brown – racefans.net
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