アウディ R8 LMS GT3がevoⅡに進化
アウディが新しいGT3レースカー「R8 LMS GT3 evoⅡ」を発表しました。
各部がブラッシュアップされ、戦闘力がさらにアップしています。
今回はアウディ R8 LMS GT3 evoⅡの概要をご覧ください。
R8 LMS GT3 evoⅡの概要
エクステリア
画像をクリック(タップ)すると拡大できます。
リアウィングステーがスワンネック式なのは旧型と同様ですが、後方から吊り下げる方式に変更されています。
リアウィングが生み出すダウンフォースが増えた一方、フロア下で生み出すダウンフォースの割合が少なくなったため、ブレーキング時のダウンフォース量の変化が少なくなり、安定したブレーキングが可能になりました。
インテリア
内装の写真は未公開なのですが、エアコンが改善されているそうです。
シャシー
ショックアブソーバーの調整方式が旧型の2wayから、4wayに変更されました。
トラクションコントロールのソフトウェアも変更され、ドライバーのニーズやコースコンディション、各種タイヤタイプなどに、より柔軟に対応できるようになっています。
また、コーナーの頂点でトラクションコントロールを介入させ、その終了を制御できる新機能が追加されました。
パワートレイン
エンジンはこれまでと同じく5.2リッター・V型10気筒ガソリン自然吸気です。
吸気経路が30mm延長され、低中速域でのトルクが増加しました。
最高出力は585psです。
サービスの間隔は10,000km。リビルト間隔は20,000kmとなっています。
トランスミッションは6速シーケンシャル。
クラッチはトリプルプレートで、後輪を駆動します。
価格・発売日
価格は429,000ユーロ(約5573.5万円)です。
2015年発表の初期型は359,000ユーロ、2018年発表のevoⅠは398,000ユーロでしたから、かなり値上がりしています。
evoⅡは2022年からカスタマーチームにデリバリーが開始されます。
初期型は137台、evoⅠは138台が生産されたということですが、evoⅡはどのくらい売れるでしょうか。
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