EVラリークロス用マシン FC1-Xの加速性能は驚異的

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Nitro RX FC1-X

米国で開催されているナイトロ・ラリークロスシリーズに、EVクラスが新設されます。
FC1-X」は、そのEVクラス向けに設計されたモデルです。
「グループE」という新規定に基づいて開発されたFC1-Xは、かつてのグループBラリーカーを上回る加速性能を備えています。

今回はFC1-Xの概要をご覧ください。


ナイトロ・ラリークロス FC1-Xの概要

エクステリア

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Nitro RX FC1-X Front three quarter
ナイトロ・ラリークロス FC1-X

Nitro RX FC1-X Front
ジャンプに対応すべく最低地上高が高い

Nitro RX FC1-X Side
ホイールアーチモールなど、SUVっぽいデザインだ。

Nitro RX FC1-X Front and Rear
リアウイングがルーフから生えているのが面白い。

FC1-Xにはアクティブエアロが組み込まれています。これによりジャンプの軌道に変化を与えることができます。

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インテリア

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Nitro RX FC1-X Steering wheel
FC1-Xのステアリング。OMP製で、WRカーのものと同じだという。

Nitro RX FC1-X Side brake
EVなので2ペダル。細部の仕上げも美しい。

Nitro RX FC1-X ECU
おそらくコンピューターだと思うが、配線の数がすごい。

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シャシー

Nitro RX FC1-X Brake disk

ボディは全てカーボンで作られています。
そのため車重は1,245kgと、EVとしてはかなり軽量です。
車体内部にはFIA認定のロールケージが張り巡らされ、ドライバーを守っています。

ナイトロ・ラリークロスのコースには60m級のジャンプが組み込まれているため、ホイールトラベルは300mmとかなり長めです。
また、EVでサイドターン(ハンドブレーキターン)ができるように工夫されているなど、ラリークロス用マシンならではチューニングが施されています。

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パワートレイン

FC1-Xには合計4つのモーターが搭載されています。
システムの総出力は驚異の800kW(1,087ps)です。
このときの加速Gは2Gに達します。
駆動方式はもちろんAWD(全輪駆動)です。

0-100km/h加速に要する時間はわずか1.4秒。
往年のグループBラリーカー、ランチア デルタS4の0-100km/hタイムが1.7だったと言われていますから、FC1-Xの加速が如何に優れているかわかります。

バッテリー容量は少なめで、51kWhしかありません。
そのためレーシングスピードでの航続距離はわずか21kmとなっています。
しかしラリークロスはコースを3~5周程度しかしないため、それだけあれば十分です。
たとえバッテリー残量が0%になったとしても、25分あればフルチャージできるため、レースの合間に充電を完了できます。

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デビュー日

デビューは2022年2月5~6日にスウェーデンで開催されるレース・オブ・チャンピオンズで行われます。

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