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フォルクスワーゲン up! GTI 名車・初代ゴルフGTIの再来か

2017/04/11

フォルクスワーゲン up!GTIグレードが姿を現しました。
プロトタイプはすでに完成しています。

up!は「大人4人が乗れる高い質感のハッチバック車を低価格で提供する」ためのモデルですが、高価なGTIグレードの投入は、その戦略と相反するように見えます。
VWの狙いはどこにあるのでしょうか?

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up!GTIは、Mk1ゴルフGTIの再来

外観上の変化はさほどありません。
ボディサイドのストライプとリアスポイラーが追加され、マフラーエンドが多少目立つようになっただけです。

しかしポロのブレーキが流用され、スポーツサスペンションにより15mm車高がダウンしているなど、走りに影響する部分にはきっちり手が加えられています。

up!GTIのエンジンは、1.0リッター直列3気筒・直噴ターボのみで、レスポンスを向上させるために標準車よりも圧縮比を上げてありますが、パワーは115psと控えめです。

にも関わらず0-100km/h加速は8.8秒と、初代ゴルフGTIに等しいタイムです
車重が880kgと極端に軽いためです。

トランスミッションは6速マニュアル。こちらも標準車からギアが1段増えています。

インテリアはステアリングやシフトレバー、そしてGTIならではのタータン・チェック・シートなどに、赤いドットパターンが施されているとのことです。
とはいえスポーツモデルとしては、やはり控えめな演出と言えます。

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安価なホットハッチの復活

最近のホットハッチは高価になりすぎて、もはや若者に買える値段ではありません。
フォード・フォーカスRS Mk3なんて4WD化して、もはやフォード版のランエボですからね。

ホンダ・シビックタイプRもかつては「入門編」として存在していた車ですが、いまや「ニュル最速」を掲げる高価なスポーツカーになってしまっています。
筆者はホットハッチを「大衆車のボディを利用した、走りの楽しさや性能の割りに安い車」のことだと思っていたので、最近の傾向に正直うんざりしていたところです。

でもup!GTIは、古き良き時代のホットハッチに近いコンセプトの車に見えます。
フォード・フォーカスRS Mk3のような超高性能車ではありませんが、パーツ流用などでコストを抑えつつ、車体各部に的確なチューニングをすることで、走りを楽しむために必要な最低限のポテンシャルは、きっちり確保されています。

おそらくVWの狙いは、ホットハッチをできる限り安く提供し、ホットハッチの価格高騰で取り残されていた若い顧客層を取り戻すことにあるのだと思います。
しかしup!はスポーツイメージに乏しいですから、Mk1ゴルフGTIのヘリテージを担ぎ出したのでしょう。

新型スイフトスポーツとup!GTIは競合するか?

現在販売されている安価なホットハッチというと、スイフトスポーツが思い浮かびます。

ところがup!GTIの価格は2万ユーロ(€1=¥123換算で、246万円)程度と予想されており、新型スイフトスポーツ(おそらく200万円以下)と同価格帯になる可能性はほぼありません。
燃費はup!GTIの方が良さそうですが、チープ・ホットハッチとしてはスイフトスポーツの貫禄勝ちですね。

でもup!GTIの登場は、自動車メーカー各社のホットハッチ戦略に一石を投じると思います。
ネコも杓子もニュルブルクリンクにこだわるのは、もう止めにしてもらいたいものです。

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最後まで読んでいただきありがとうございます。以下の関連記事もぜひご覧ください。なぜホットハッチの4WD化が増えているかについて書いた記事です。

再び4WDターボの時代到来? 次期メガーヌRSも4WDに?

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