フェラーリ プロサングエ V12を搭載するクロスオーバー・スポーツ
フェラーリが初のSUV「プロサングエ」を発表しました。
見た目はちょっと背の高いハッチバックといった感じですが、低重心なスタイリングはハンドリングの面でメリットがあるはずです。
今回はプロサングエの概要をご覧ください。
プロサングエの概要
エクステリア
画像をクリック(タップ)すると拡大できます。
ボディサイズ
寸法と重量 | |
---|---|
全長(mm) | 4,973 |
全幅(mm) | 2,028 |
全高(mm) | 1,589 |
ホイールベース(mm) | 3,018 |
乾燥重量(kg) | 2,033 |
インテリア
画像をクリック(タップ)すると拡大できます。
ラゲッジスペース容量は473リッターとなっています。ウルスは616リッターなので、プロサングエはかなり控えめです。
シャシー
フェラーリとしては初めてアクティブロールコントロールが搭載されました。ただし他社のようにスタビライザーをアクティブ制御するものではなく、マルチマチック社製のアクティブスプールバルブ(TASV)によるものです。これはダンパーをスプールバルブで接続し、4つの48Vアクチュエーターでダンパーのストロークを制御するものです。
TASVが搭載されているため、従来のスタビライザーは廃止されています。
また、SUVということでヒルディセントコントロールも搭載されていますが、ドライブモードにオフロード専用モードは無いそうです。4輪操舵は装備されています。
シャシーはアルミニウム製で、ねじり剛性はGTC4比で30%も向上しています。フロントミッドにエンジンが搭載されているため、前後重量配分は49:51です。
パワートレイン
ローンチ時点で用意されているエンジンは、なんとV12です。
6.5リッター・V型12気筒ガソリン自然吸気エンジンは、最高出力725ps、最大トルク716Nmを発生します。レブリミットは8250rpm。最大トルクの80%は2100rpmから利用できるそうです。
プロサングエの最高出力は、ランボルギーニ ウルスやアストンマーティン DBXといったライバルたちを上回っています。
トランスミッションは8速DCTで、リアに搭載されています。駆動方式はAWD(全輪駆動)。0-100km/hは3.3秒、0-200km/hにも10.3秒しかかかりません。最高速は310km/hとなっています。
価格・発売日
価格は39万ユーロだと言われています。1ユーロ=144.36円で換算すると、およそ5630万円です。
プロサングエは2023年の第2四半期に生産が開始されます。生産量はフェラーリの総車両生産台数の20%に制限されるということなので、年産2000台程度になるでしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。以下の関連記事もぜひご覧ください。