マクマートリー スピアリング・ピュア 世界最小のハイパーカー

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McMurtry Speirling Pure

グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードのヒルクライムイベントで、39.08秒というコースレコードを叩き出したMcMurtry Speirlingが、車名をMcMurtry Speirling Pureと改め、サーキット専用車としてついに市販化されます。車体はコンパクトですが、パワーは1,000psオーバー、コーナリングGは3Gを超えるという、正真正銘のEVハイパーカーです。

今回はMcMurtry Speirling Pureの概要をご覧ください。


McMurtry Speirling Pureの概要

McMurtry Speirling Pure Side

全長は3.45m、全幅は1.58m、全高は1.02mしかありません。当然室内も狭く、ゆえにシングルシーターとなっていますが、ペダルやステアリングホイールの位置を調整できるため、身長2.0m、体重150kgまでのドライバーが快適に運転できるそうです。

McMurtry Speirling Pure Front

最高出力は1,013psで、最高速は306km/hに達します。
バッテリー容量は60kWhと一般的なEVと大差ありませんが、それでもシルバーストンのナショナルサーキットを10周連続で周回できるそうです。これは車体が1,000kgと軽量なためでしょう。

圧倒的なコーナリング性能を生み出しているのは、オンデマンドダウンフォースシステムです。強力なファンで床下の空気を引き抜きダウンフォースを発生させるシステムですが、グッドウッドで走った車両から改良されており、ファンシステム自体が軽量で効率的になったそうです。しかもフロントタイヤは28%、リアタイヤは25%幅広になったことで、旋回性能がさらに高くなっています。

McMurtry Speirling Pure Rear

McMurtry Speirling Pureの価格は820,000ポンド、日本円でおよそ1.5億円という高額な上に、生産台数は100台限定です。デリバリーは2025年に開始されます。また、購入者はSROが主催するレースイベント「GTワールドチャレンジ」内のドライビングプログラムにも参加できるそうです。

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