BMW i3がマイナーチェンジ 新型は航続距離320km!?

BMWの電気自動車(EV)、i3が、マイナーチェンジ(M/C)でフェイスリフトされるようです。
実はi3は昨年もM/Cされ、バッテリー容量が22kWhから33kWhに増やされたばかりなのですが、今年後半に予定されているM/Cでは、航続距離のさらなる延長とパワーアップ、そして外装デザインの変更が確実視されています。
今回は新型i3のスパイショットと、M/Cの内容についてです。
画像の出典: motor1.com
新型i3のスパイショット






画像の出典: motorauthority.com, netcarshow.com
i3が早くもマイナーチェンジされる理由
EV仕様の航続距離が130km(米国EPA測定)と短く、レンジエクステンダーの存在に注目が集まったこともあり、ローンチ当初はキワモノ扱いされていたi3。
ブリヂストンの開発した極端にロープロファイルな低燃費タイヤや、軽量なカーボンボディなど、技術面では大きな話題を呼んだものの、販売は不調で、初期は失敗作と見なされていました。
状況が好転したのは、2016年のM/C以降です。
バッテリーが大容量化され航続距離が183kmとなったことで、「実用的なEV」という評価をようやく獲得したのでした。
ところが米国ではテスラ・モデル3が大人気となり、シボレー・BOLT EVも発売され、さらには日産・新型リーフの登場も控えているなど、手強いライバルが次々と現れており、現行i3は早くも陳腐化しつつあるのです。
かといってフルモデルチェンジするには早すぎますから、BMWはビッグマイナーチェンジで競争力を取り戻したいのでしょう。
新型i3 マイナーチェンジの内容
航続距離の延長
モデル3やBOLT EVは、いずれも300km以上の航続距離を誇ります。
i3も今回のM/Cで、航続距離が320kmに延長されるようです。
パワーアップ
現行i3は170psですが、新型で追加される「i3 S」という新グレードでは、200psにアップします。
トルク値に変更はないようです。
パワーアップに伴い、0-100km/hのタイム(現行型は7.3秒)や最高速(同150km/h)も向上すると見られています。
デザインの変更
外観デザインの変更点に関しては、スパイショットの項目をご覧ください。
カラースキームはi8と同様のラインナップになるようです。
内装はエルゴノミック・デザインがさらに推し進められ、インフォテイメント・システムも最新のもの(おそらくディスプレイサイズの拡大と、コネクティビティの強化)に更新されます。
新型i3の価格・発売時期
ワールドプレミアは9月のフランクフルト・モーターショーが有力と思われますが、10月以降にずれ込むという情報もあります。
10月以降で年内に開催されるモーターショーは、ドバイか東京しかありません。
もしかすると東京モーターショーで発表されるかもしれませんね。
発売は2018年初頭を予定しています。
価格は45,000ドル程度の価格帯を維持する予定です。
$1=¥113円換算だと約500万円ですから、現行型とほぼ変わらずですね。
為替レート次第というところでしょう。
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