デイリーF1ニュース(2017年7月14日号)フェラーリ「Shield」をテスト
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- フェラーリ「Shield」をテスト
- シルバーストン、今年のコプスコーナーは全開!?
- F1とスナップチャットが提携
それではご覧ください。
前日のデイリーF1ニュース
デイリーF1ニュース(2017年7月13日号)ポルシェがF1復帰を検討中!?
翌日のデイリーF1ニュース
デイリーF1ニュース(2017年7月15日号)Sheildに否定的な意見相次ぐ
フェラーリ「Shield」をテスト
イギリスGPにおいてフェラーリは、キャノピー状の頭部保護システム「Shield」をテストします。
昨年はHaloという不格好な頭部保護システムがテストしていましたが、今年はかなりマシになりましたね。
このShieldはポリカーボネート製で、ドライバーの視界を確保しつつも、大きなデブリ等からドライバーの頭部を保護することを目的としています。
FIAは2018年から頭部保護システムを導入しようとしているため、フリー走行で行われるテストで良好な結果が出れば、来季より全車がShieldを装着してレースを走ることになります。
Haloよりは確実に見栄えが良いので、テストの成功を祈りたいですね。
Source: Ferrari prepares F70-H for first run with cockpit shield | f1technical.net
シルバーストン、今年のコプスコーナーは全開!?
ルイス・ハミルトンは、今年のイギリスGPではターン9にあたるCopse(コプス)コーナーをアクセル全開で抜けられるだろうと語っています。
今年のF1マシンは、ダウンフォースが大幅に増加したからです。
「コプスは今年フラット(全開)だろうね」とハミルトン。「想像するのは簡単だよ。多分8速で、とてつもなく速くなるだろう」
「われわれの誰もが、これまでの年代のシルバーストンと比較して、どれだけ速くなるかという準備ができていないように思う」
「体力勝負のレースになる。ほとんどが中高速コーナーだから、Gはわれわれを引っ張ろうとする。確実に1つか2つ(のコーナーで)は、そうなることを知っている。とても楽しいものになるだろう」
高速化を受けて、シルバーストンのAbbey(ターン1)、Farm(ターン2)、Brooklands(ターン6)、Copse(ターン9)、Stowe(ターン15)、Vale(ターン16)の各コーナーには、タイヤバリアとTecProバリア(スポンジバリア内部に金属板が埋め込まれ、バリア同士を連結できるもの)が追加されています。
Source: Silverstone adds bigger barriers as drivers say Copse could be taken flat-out | fi1fanatic.co.uk
F1とスナップチャットが提携
F1がスナップチャットと世界的なパートナーシップを締結しました。
スナップチャットは、1〜10秒で消える動画メッセージを送れるサービスです。
スナップチャットと提携する目的は、ずばり若いファンの獲得です。
F1はファンの減少だけでなく、高齢化にも悩まされています。
米国で言うところのミレニアル世代(1980年代半ば〜2003年までに生まれた世代のこと)に人気のあるスナップチャットは、若いファン層を開拓するために最適なプラットフォームだと、F1側は考えたのでしょう。
しかしミレニアル世代は、そもそも車に興味の無い人々が多いので、成功するかは未知数です。
ミレニアル世代は「車のブランドに興味が無く」「馬力やトルクへの関心が低く」「安価で環境に優しい車を求めている」そうですから、F1とは対極に位置しているように見えます。
「ハイテクに興味がある」点だけは、F1向きと言えるかもしれませんが、彼らをF1好きに変えるのは、ちょっと難しそうです。
Source 1: F1 and Snap Inc. announce global partnership | pitpass.com
Source 2: 車離れと言われるミレニアル世代に車を買ってもらうコツ | lifehacker.jp
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