デイリーF1ニュース(2018年3月15日) ハミルトン、開幕戦はレッドブルを警戒
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- ハミルトン、開幕戦はレッドブルを警戒
- ルノーはF1改革に賛成!?
- マグヌッセンの逃した魚は大きかった
それではご覧ください。
ハミルトン、開幕戦はレッドブルを警戒
メルセデスのルイス・ハミルトンが警戒しているのは、フェラーリではなくレッドブルのようです。
「レッドブルは現在のところ最速だと思う」とハミルトン。「彼らには(開幕戦で)何らかのアップグレードがあり、0.2〜0.4秒くらい速くなると聞いている」
「レッドブルは(車体の開発において)普通とは若干異なる哲学を持っている。彼らは常にダウンフォースをたくさん持っている車を作るんだ」
「彼らの最大ダウンフォースは、他の車よりもずっと大きい。しかしそれはいつでもどこでも機能するわけではない。長いストレートがある場所では非常に遅い。通常はね。ただしコーナーは非常に速い。だからアドバンテージは一年を通じて変動する」
プレシーズンテストの最高速ランキングでも、ルノーエンジン勢はそろって下位に固まっていました。
なのでレッドブルに直線でのアドバンテージが無いのは確実です。
しかしコーナリングではフェラーリすら圧倒しているので、メルセデスに肉迫できるかもしれません。
Source: Hamilton: Australian Grand Prix update could put Red Bull top in F1 | autosport.com
ルノーはF1改革に賛成!?
リバティ・メディアの提案した2021年からの新エンジンルールに、メルセデスやフェラーリは反発しています。
リバティとしては各チーム間の競争力を均衡させ、より白熱したレースを演出したいと考えているのに対し、フェラーリやメルセデスは自社の技術的優位性をアピールしたいと欲しているため、議論は紛糾しています。
ルノーも跳ね馬やシルバーアローに歩調を合わせていたものの、ここに来て様子が変わってきました。
「開幕前に今季の世界チャンピオンが誰かわかるというのは、到底受け入れられない」と語るのは、ルノーのマネージング・ディレクターであるシリル・アビテブールです。
「それは健全ではないし、誰の役にも立たない。そのようにしてはだめだ」
「一般人の認識が変わった。昨年までのレシピは、絶えず変化し続ける世界ではもはや通用しない」
「われわれはリバティ・メディアと緊密に協力する必要がある。それだけでなく、フェラーリやメルセデス、マクラーレン、そして4社の自動車メーカーも変わらなければならない」
「技術ではなく、スポーツに焦点を当てるべきだ。F1のDNAを傷つけることなく、そうする必要がある」
ルノーが期待したほどにはメルセデスやフェラーリとのギャップが縮まらなかったことから、リバティ・メディアのF1改革に賛同するよう方針転換したのかもしれませんね。
Source: Abiteboul: Yesterday’s recipe no longer works for F1 | en.f1i.com
マグヌッセンの逃した魚は大きかった
今年のデイトナ24時間レースに参戦する予定だったケビン・マグヌッセンですが、結局直前でその話は立ち消えになってしまいました。
ところが彼の乗るはずだったアクション・エクスプレス・レーシングのシボレーは、デイトナ24時間で優勝したのです。
エントリーできなかった原因についてマグヌッセンは「話し合いを始めるのが遅すぎたのだと思う」と語っています。
「それでわれわれは交渉をやめて、来季まで待つことにした」
「(IMSAのチームと)合意に達することが難しいとは思わないよ。これはF1の契約ではないからね。F1の契約はかなり複雑だけど、デイトナはそこまでじゃない。それでも正しく行う必要はある」
「私が交渉していたチームがデイトナで優勝した! でもそれは腹立たしいね。彼らのことを思うとハッピーだけど、やっぱりイラつくよ。だって走れなかったんだから」
ビッグタイトルを手に入れるチャンスをみすみす逃してしまったマグヌッセンですが、来年こそはエントリーできるのでしょうか。
Source : Magnussen missed out on Daytona winning entry | racer.com
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