デイリーF1ニュース(2018年5月22日)トロロッソが日本人ドライバーを起用?
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- トロロッソが日本人ドライバーを起用?
- ブランドル「ハートレーには好結果が必要」
- メルセデスはモナコGPに不安
それではご覧ください。
トロロッソが日本人ドライバーを起用?
今年のFIA F2には、牧野任祐と福住仁嶺という2人の日本人ドライバーがエントリーしています。
とはいえ活躍しているとは言い難く、前者は4ポイント、後者は1ポイントしか獲得していません。
しかしトロロッソ代表のフランツ・トストは、日本人ドライバーに門戸を開く考えのようです。
特に福住はレッドブル・アスリートでもあるので、スーパーライセンスさえ手に入れば、トロロッソのシートを得る可能性は十分にあります。
「もちろん、トロロッソはホンダとのつながりがあるし、遅かれ早かれ日本人ドライバーを迎えたいと思っている」とトスト。
「(シート獲得の可能性は)彼の手の中にある。彼は良いパフォーマンスを示す必要があるし、私たちもそうしなければならない」
ホンダの山本モータースポーツ部長は、日本のモータースポーツ人気を盛り上げるために、日本人ドライバーをF1に送り込もうとしているようですが、スター選手頼みの人気は、その選手の引退で終わってしまうのが常です。
モータースポーツの楽しさを広めることこそ、大事だと思うのですが。
Source: Toro Rosso opens the door to Honda’s Fukuzumi | en.f1i.com
ブランドル「ハートレーには好結果が必要」
スペインGPの予選でミスを犯しマシンを大破、アゼルバイジャンGPでは予選アタック中のチームメイトとあわや接触という事態を引き起こすなど、結果を出せずミスばかりのブレンドン・ハートレーに対する風当たりが、日増しに強くなっています。
「嵐はパドックから始まる」と語るのは、元F1ドライバーのマーティン・ブランドルです。「それは噂を始めることができる非常に小さな場所だ」
「あなたが過去に笑ったことが、どのくらいの速さで現実になるか見てほしい。私はそれがブレンドンに起こると言っているわけではないがね」
「F1に行くのは非常に難しく、そこにとどまるのはさらに難しい。レッドブルのヒエラルキーは、彼も知っているように残酷な場所だ」
「彼の絶対的なペースは懸念事項だと思うが、彼の交代についての噂が本当かどうかはわからない」
ハートレーがパスカル・ウェーレインと交代させられるのではないかという噂を封じ込めるには、モナコGPで良い結果を出すしかありません。
次のレースは、ハートレーにとって正念場となるでしょう。
Source: The vultures are circling Brendon Hartley – former F1 driver | radiosport.co.nz
メルセデスはモナコGPに不安
スペインGPでは1-2フィニッシュを成し遂げたメルセデスですが、モナコでその再現をするのは難しそうです。
メルセデスはモナコを苦手としており、昨年はバルテリ・ボッタスが5位、ルイス・ハミルトンに至っては予選Q3にすら進めず、レースも7位で終えています。
モンテカルロ市街地コースには、メルセデス自慢のエンジンパワーを活かせる長いストレートがありませんし、ロングホイールベースのシャシーは低速コーナーでは足枷です。
メルセデスに有利な材料は多くありません。
「血まみれになるのを心配している」と語るのは、シルバーアローのボスであるトト・ヴォルフです。
「ここ数年、われわれに適したトラックが常に存在する一方、何らかの理由で完璧とはいかなかったトラックがいくつかあった」
「車のDNAを元に戻すことは非常に難しく、シンガポール、ブタペスト、そしてモナコは、一昨年の業績を下回ったサーキットの全てだ」
「ディーバを手なづけてここに戻ってくるまで大変だった。今年はディーバではなく、実際には彼女はもっとうまくやっている」
「モナコのコーナーでわれわれの車がなぜ速くならないのか、その理由がまだわかっていないので難しい」
優勝候補はレッドブルかフェラーリだろうとヴォルフは語っています。
いつもは強気で「闘将」のような風格すらあるヴォルフ氏ですが、モナコではいつものようにいかないみたいです。
Source: Wolff expects Mercedes to play second fiddle to its rivals in Monaco | en.f1i.com
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