アルファロメオ 4Cクーペが廃止に 4Cスパイダーは存続
アルファロメオ・4Cクーペが廃止されるそうです。
でも4C自体はこれまでの噂通り存続されます。
4Cスパイダーだけの単一車種となって、再出発するそうです。
今回は4Cクーペ廃止の理由についてと、アルファロメオ・4Cスパイダーに関する最新情報をお伝えします。
4Cクーペ廃止の理由
4Cのプロダクト・マネージャーであるDanny Prittは、motorauthority.comの取材に対して、4Cクーペを2018年モデル限りで廃止することを明らかにしました。
しかし4Cは、現在のアルファロメオのラインナップにおいて唯一の本格スポーツカーです。
問題点の多い車ではありますが、少なくともスポーツ性能に関してはかなり高いレベルにありました。
その4Cクーペを、なぜ廃止してしまうのでしょうか?
廃止の理由その1 販売不振
最大の理由は、4Cの販売不振です。
carsalesbace.comのデータによると、米国における4Cの販売台数は、2015年は663台、2016年は492台、そして2017年は406台でしかありません。
ヨーロッパではもう少しマシなものの、それでも2015年は1047台、2016年は1179台、2017年は871台にすぎません。
フィアット・クライスラーとしては、4Cをライトウェイト・スポーツカーとしてアピールするのではなく、オープンカーとしてアピールしたいのでしょう。
オープンカーという付加価値を前面に押し出すことで、販売のテコ入れを図る狙いがあるのだと思います。
廃止の理由その2 GTVの復活
スパイダーとしては存続し、クーペだけが廃止されるのは、アルファロメオのスポーツクーペとしての地位を、復活するGTVが引き継ぐためです。
GTVはアルファロメオ・ジュリアのプラットフォームを用いた2+2のクーペで、600ps以上のパワーを発生する4WD車となります。
先日発表されたフィアット・クライスラーの5ヵ年計画にも記載されていたので、GTVの復活は既定路線です。
8Cも復活する予定ですが、こちらは700psオーバーのスーパースポーツになるはずなので、4Cクーペの廃止とは関係ないでしょう。
新型アルファロメオ・4Cスパイダーの概要
まず、2019年モデルの4Cスパイダーは、現在よりも高価になります。
4Cスパイダーの現在の米国価格は65,900ドルですが、これが66,900ドルに引き上げられるそうです。
また、サーキット走行向けに用意されていたトラックパッケージも廃止されます。
ただしトラックパッケージに含まれていたオプションパーツ自体は今後も利用可能です。
2019年モデルからは、リアビューカメラが標準化されます。
4Cにはかねてからマイナーチェンジの噂があったので、2019年モデルはマイナーチェンジモデルとして登場する可能性があります。
パワステの追加などにも期待です。
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