アウディ新型R8 LMS GT4 より扱いやすくなったカスタマー向けレーシングカー

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アウディGT4規定に則ったレーシングカー「R8 LMS GT4」を公開しました。
R8 LMS GT4としては2代目で、先日フェイスリフトされた新型R8がベースになっています。

今回は新しくなったR8 LMS GT4の概要をご覧ください。


アウディ R8 LMS GT4の概要

新型R8 V10 RWD(左)と新型GT4(右)

フェイスリフトされたR8がベースとなっている。

巨大なカナードとスプリッターを装着。

カナードとスプリッターは規定ギリギリまでワイド化されているようだ。

側面はシンプル。市販車の面影が色濃く残っている。

サイドインテーク部分は、市販車とは形状が異なる。

リアバンパーは旧モデルと同様にスカスカだ。

やや小ぶりなリアウイング。スワンネック式のステーで固定されている。。

リアディフューザーは旧モデルよりもシンプルなデザインになった。

インテリアはこんな感じ。

GT2と同じステアリングホイールが装着されている。

エンジンは500馬力のV10

R8 LMS GT4に使われているパーツの60%は、ロードカーのR8から流用されたものです。
それだけ市販車に近いレーシングカーというわけですね。
ちなみに生産もロードカーと同じ工場で行われているそうです。

エンジンもロードカーと同じ5.2リッター・V型10気筒ガソリン自然吸気ですが、最高出力はレース・レギュレーションに合わせるべく500psに抑えられています。
トランスミッションは7速DCTです。

新型ではABS(アンチロック・ブレーキ・システム)とTCS(トラクション・コントロール・システム)を、ステアリングホイールのロータリースイッチで調整できるようになりました。
それぞれ8段階の調整が可能なようです。
ちなみにステアリングホイールはR8 LMS GT2と同じものなのだとか。

ほとんどのGT4レースシリーズにおいてドライバー交代が義務付けられているため、ドライバーの好みに合わせてセットアップを変更できることは、大きな強みとなります。

旧モデルのR8 LMS GT4は、2018年以来17ものタイトルを獲得したそうです。
GT4マシンが参加できるレースシリーズは、現在世界に27シリーズも存在するそうなので、新型の投入でアウディがタイトルの獲得数を大きく伸ばすかもしれません。

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