ポルシェ 911ターボSがパイクスピークで市販車レコード更新に挑む

その他モータースポーツ

Porsche 911 Turbo S PPIHC 2022

ポルシェ 911ターボSが、100回記念大会となるパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム(PPIHC)に参戦します。ベントレー コンチネンタルGTが打ち立てたプロダクションカーのコースレコード(10分18秒488)を打ち破ることが目標です。

今回はパイクスピークに参戦する911ターボSの概要をご覧ください。


911ターボS(PPIHC仕様)の概要

エクステリア

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Porsche 911 Turbo S PPIHC 2022 Front corner
PPIHCに参戦する911ターボS

Porsche 911 Turbo S PPIHC 2022 Front
外観はノーマルとほぼ同じだ。

Porsche 911 Turbo S PPIHC 2022 Top front
ユニークなリバリーは、「000(トリプルゼロ)」というポルシェ季刊誌の記事画像を集めたものだという。

Porsche 911 Turbo S PPIHC 2022 Side
911ターボSはPCCBが標準装備なので、制動力の面でも有利だ。

Porsche 911 Turbo S PPIHC 2022 Rear
リア周りもノーマルのままだ。

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シャシー

ライトウェイトパッケージが装着されています。内容は後部座席の除去、ガラスの薄肉化、遮音材の除去、カーボンバケットシートなどです。これらの変更によりノーマルの911ターボSから36kg削減されています。
また、PASMの装備され、車高が10mm低下しています。

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パワートレイン

エンジンはノーマルです。つまり3.8リッター・水平対向6気筒ツインターボを搭載し、650ps・800Nmを発生します。

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ドライバー

ドライバーのデビッド・ドナーは、2014年に911ターボS(991型)でプロダクションカーのコースレコードを打ち立てた人物です。そのときのタイムは10分26秒896でした。
しかし2019年にベントレー コンチネンタルGTによってその記録は破られてしまい、今回はリベンジマッチとなります。

Porsche 911 GT2 RS Clubsport PPIHC 2020 No.000
2020年のパイクスピークを走る911 GT2 RSクラブスポーツ

なお、デビッドは2020年に911 GT2 RSクラブスポーツでPPIHCに参戦し、タイムアタック1クラスで優勝、総合でも3位に入ったことがある、PPIHCの強豪です。
ちなみにデビッドの父であるボブ・ドナーもPPIHCの常連で、1960年、1961年、1962年と、ポルシェスパイダーを駆り3回優勝しています。

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