フェラーリ 499P 跳ね馬のル・マン復帰を担うハイパーカー
フェラーリがル・マン ハイパーカー(LMH)の「499P」を発表しました。
フェラーリというとF1のイメージが強いですが、実はこれまでに9回もル・マン24時間レースを制しています。その名門フェラーリのル・マン復帰にあたって開発されたのが、この499Pです。
今回はフェラーリ 499Pの概要をご覧ください。
フェラーリ 499Pの概要
エクステリア
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シャシー
現在のル・マンのトップカテゴリーはLMHとLMDh(ル・マン デイトナ・h)なのですが、後者は指定サプライヤー(ダラーラ、オレカ、リジェ、マルチマチック)からシャシーの供給を受ける必要があるため、フェラーリは独自にシャシーを開発できるLMHを選択したそうです。
パワートレイン
LMHのレギュレーションではエンジン型式や最大排気量が自由なのですが、フェラーリはV6ターボを選択しました。このエンジンは296GTBのものがベースになっていますが、もちろん中身は別物です。
LMHの最高出力は、システム出力が500kW(680ps)に制限されているので、499Pも同様となります。
LMHはハイブリッドモーターの搭載が任意なのですが、499Pはハイブリッドを選択しました。また、モーターの搭載位置はレギュレーションでフロントと決められており、モーターが駆動するのも前輪のみと定められているので、必然的にAWD(全輪駆動)となります。
ちなみにバッテリーにはF1のテクノロジーが採用されているそうです。
登場時期
499Pは既に12,000kmものテスト走行を完了しています。フェラーリは2023年3月のセブリング1000マイルで499Pをレースデビューさせ、その年のWEC(世界耐久選手権。第4戦がル・マン24時間レース)に参戦する予定です。果たして1965年以来のル・マン制覇となるのでしょうか。
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