テクノロジー・業界分析 批評

ヒルスタートアシストが効かない!? と思ったら読んでほしいページ

実はさまざまな作動条件がある

坂道

このブログにユーザーがどのような検索ワードで辿り着いたのかをチェックしていると、少し気になるワードを発見しました。「デイズルークス ヒルスタートアシスト 効かない」というワードで来られた方がいらっしゃったのです。

同じワードで検索してみると、他の車種でもヒルスタートアシストが作動せず、坂道で後退してしまったという報告がいくつも見受けられました。でも壊れているわけではなさそうなんですよね。

なぜ作動しないのか? その原因を探るため、ヒルスタートアシストの原理や作動条件について調べてみました。

トップ画像の出典: フリー写真素材ぱくたそ

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目次
1.ヒルスタートアシストとは?
2.ヒルスタートアシストの作動条件
3.アシストが効かない場合に考えられる理由
a.ブレーキトラブル
b.システムの故障
c.ブレーキを離してから2秒以上が経過してしまっている
d.停止時にセレクトレバーをPやNに入れてしまっている
e.ブレーキから踏み替えた際に、右足がアクセルに触れてしまっている
f.ブレーキをしっかりと踏めておらず、完全に停止できていない
g.滑りやすい上り坂である、もしくは車両が重すぎる
h.上り勾配が緩すぎる、もしくはキツすぎる

ヒルスタートアシストとは?

坂道で一旦停止し、フットブレーキからアクセルに足を踏み替えようとすると、通常は車が後退してしまいます。

坂道発進時の後退を防ぐために、いちいちサイドブレーキを引くのは面倒です。ヒルスタートアシストはフットブレーキのブレーキ圧を2秒ほど維持してくれるため、サイドブレーキを使わずに坂道発進が可能になりました。

不意に坂道で後退してしまい、後続車両と衝突するような事故を防ぐこともできます。利便性と安全性を高めるシステムといえるでしょう。

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ヒルスタートアシストの原理

ヒルスタートアシストは加速度センサーを用いて、車両が坂道にいるかどうかの判断をしています。多分スマホの傾き検知と似たような仕組みのはずです。

車両が坂道にいると判断した場合、ドライバーが踏んだブレーキ圧を2秒間維持するのが、一般的なアシスト方法のようです。

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ヒルスタートアシストの作動条件

ヒルスタートアシストには、いくつかの作動条件があります。メーカーや車種ごとに違いがありますが、共通しているのはおおむね以下の4点です。

  1. 進行方向が坂の上りである(よってバックで坂を上る際にも作動する)
  2. セレクトレバーが前進または後退の位置に入っている。
  3. パーキングブレーキを解除している。
  4. ブレーキペダルをしっかりと踏み、車両が停止している。

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アシストが効かない場合に考えられる理由

ブレーキトラブル

ブレーキトラブルが発生している場合は、ヒルスタートアシストは作動しません。

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システムの故障

ヒルスタートアシスト自体が故障していれば、動作するわけがないですね。

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ブレーキから右足を離してから2秒以上経過してしまっている

周囲の交通状況はどう変化するかわかりません。確実に発進できる状況になるまで待ってから、ブレーキを離した方が良いでしょう。

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停止時にセレクトレバーをPやNに入れてしまっている。

坂道で停止後、セレクトレバーをNに入れサイドブレーキをかけ、その後フットブレーキを踏んでサイドブレーキを下ろしたとしましょう。この状況でフットブレーキを離すと、ヒルスタートアシストは作動しません。

ヒルスタートアシストが付いている車では、一時停止する際セレクトレバーをNに入れたり、サイドブレーキを引いたりしない方が、混乱せずに運転できると思います

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ブレーキから踏み替えた際に、右足がアクセルに触れてしまっている

アクセルを踏むと、ヒルスタートアシストは解除されてしまいます。右足をブレーキから踏み替えた際、迂闊にアクセルに触れないよう注意が必要です。

ネット上で「左足ブレーキを使え」とアドバイスしている人がいたのですが、左足ブレーキだとブレーキを離すより早くアクセルを踏めてしまうため。むしろ危険です。ブレーキを離すより早くアクセルを踏むと、ヒルスタートアシストが作動しないからです。※1

※1 日産車の場合。しかし他メーカーのヒルスタートアシストもアクセルを踏めば解除される仕様のため、同様と思われる。

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ブレーキをしっかりと踏めておらず、完全に停止できていない

ヒルスタートアシストは、完全に停止してからでないと作動しません

したがって元々のブレーキ踏力が弱く完全に停止できていないと、アシストは作動しません。

赤信号のために坂道で一時停止→すぐ再発進というときに、完全停止できない状況が起こりやすいと思います。最初の一時停止時の踏力不足で完全に停止していないことに気づかぬまま、右足をアクセルへと踏み替えてしまいがちだからです。

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滑りやすい上り坂である、もしくは車両が重すぎる

車両側は加速度センサーで勾配を計算し、アシスト時に目標とするブレーキ圧を設定します。

路面が極端に滑りやすかったり、車両が重かったりした場合は、通常より強くブレーキをかけなければいけないはずです。けれどブレーキ圧は勾配に応じて設定されるだけなので、ヒルスタートアシストが作動しても車が後退する可能性があります。

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上り勾配が緩すぎる、もしくはキツすぎる

加速度センサーを使って坂道かどうかを判断しているため、勾配が緩いとヒルスタートアシストは作動しません

逆に勾配がキツすぎても作動しない車種もあるみたいです。タントカスタムの場合、カタログには「道路勾配が10%までなら動作」と書かれていますが、取説には具体的数値の記述はありません。ディーラーで確認するのが確実だと思います。

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最後まで読んでいただきありがとうございます。以下の記事もぜひご覧ください。

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