デイリーF1ニュース(2018年8月29日)ルノー「Cスペックははるかに強力」

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本日のニュースは以下の3本です。

  • ルノー「Cスペックははるかに強力」
  • バンドーン「オーストラリア以来後退し続けている」
  • イタリアGPにおける各ドライバーのタイヤセレクト

それではご覧ください。


ルノー「Cスペックははるかに強力」

ルノーのエンジンテクニカルディレクターであるレミ・タフィンは、新しいルノーエンジンを「従来のBスペックエンジンの進化版」で「はるかに強力」だと評しています。

「逆に現行のものと同等の信頼性が無い可能性がある。それゆえ各チームが異なるチョイスをしている」

「使っている燃料にもよるが、モンツァのようなサーキットの予選では、ラップあたりおよそ0.3秒のパワーゲインがある。これは大きな前進だ」

信頼性に不安があるため、Cスペックを使用するのはレッドブルだけです。

「彼ら(レッドブル)はチャンピオンシップで背後にいる人々を心配することなく、パフォーマンスを優先できるポジションにいるためだ」

マクラーレンにとっては、信頼性と一貫性がシーズンの目標を達成するために不可欠であるため、このスペックを使用しない」

また、ルノーは現行のMGU-K、つまり新バージョンのMGU-Kを使用する唯一のチームです。
レッドブルとマクラーレンは、以前のバージョンを強化したものを使用しています。
タフィンによると「マクラーレンとレッドブルは、統合に必要な変更を加えたくなかった」とのことです。

最新バージョンのエンジンをワークス・ルノー自身が使わなかったり、ルノーが用意した新しいMGU-Kをカスタマーの2チームが使わなかったりと、ルノーエンジン勢はちぐはぐな感じです。
ルノー側も見切り発車で新スペックを投入している感があります。

Source: Renault: New engine “significantly more powerful” but less reliable – racefans.net

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バンドーン「オーストラリア以来後退し続けている」

ストフェル・バンドーンマクラーレンに対する批判が止まりません。

「もっと悪い週末にするのは難しい」とバンドーン。「我々のパフォーマンスは、良くなることからは程遠いとわかった。説明することはそれほどない」

「現実は、今年の初め以来進歩しておらず、他チームに比べて前進していない」

「冬のテストの後、多くの開発が約束されたが、それは決して起こらなかった。オーストラリアが最高のレースであり、それ以降、我々は後退し続けている」

「我々は最後のレースでも良くなることはないだろう。ポイントが期待できるのはシンガポールだけだ」

ここまでぶっちゃけてしまったので、バンドーンがマクラーレンに残留することはないでしょう。
マクラーレンは未だにテクニカルディレクターがいない状態なので、来シーズンのマシンにも期待できなさそうですし、これからどうやってチームを立て直すつもりなんでしょうね。

Source: Vandoorne: “McLaren has been going backwards since Australia!" – f1i.com

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イタリアGPにおける各ドライバーのタイヤセレクト

上の画像は各ドライバーが選んだ、イタリアGPで使用するコンパウンドごとのタイヤセット数です。

イタリアGPにピレリが持ち込むコンパウンドは、ベルギーと同じく「ミディアム」「ソフト」「スーパーソフト」の3種類となります。

昨年のイタリアGPはタイヤのデグラデーション(劣化)が少なかったため、今年のタイヤセレクトにも、その経験が反映されているようです。
ドライタイヤは全13セットで、それぞれのコンパウンドはピレリが各1セットずつ指定するため、ドライバーが選べるのは10セットなのですが、それにもかかわらずスーパーソフトを10セットも選んだドライバーが、なんと6人もいます。

今回もっとも保守的な選択をしたのは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)マクラーレンの2台で、スーパーソフトは7セットのみです。
トロロッソ・ホンダの2台はスーパーソフトを8セット選択していますが、はたしてどうなるでしょうか。

Source: Individual tyre selection for the Italian Grand Prix – f1technical.net

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