ランボルギーニが電動化戦略を発表! EVは2025年以降に登場
ランボルギーニが今後の電動化戦略を発表しました。
2025年までにフリートのCO2排出量を50%削減する計画です。
今回はその概要をご覧ください。
ランボルギーニの電動化戦略
全ての車にPHEVパワートレインを搭載
ランボルギーニは2025年までに、販売する全ての車にPHEV(プラグインハイブリッド)パワートレインを搭載する予定です。
ランボルギーニはこの計画のために、今後4年間で15億ユーロを投資します。
最初に登場するのは、ウルスのPHEVバージョンになるでしょう。
ウルスPHEVにはポルシェ カイエン ターボS E-ハイブリッドと同じパワートレインが搭載されます。
ウルスPHEVで最も強力なモデルは「スポーツRS」というグレードで、最高出力は900psオーバーとの噂です。
その後アヴェンタドールとウラカンの後継モデルがPHEVで登場します。
これまでランボルギーニはスーパーキャパシタを用いたハイブリッドを研究開発してきましたが、アヴェンタドールとウラカンの後継モデルには採用されません。
電力容量が限られているため、ランボルギーニが目標とするCO2排出量を達成できないためだそうです。
どちらの後継モデルもコンベンショナルなPHEVパワートレイン、つまり電動モーターとリチウムイオン電池を搭載したものになるでしょう。
システムとしてはフェラーリ SF90ストラダーレと同様のものになりそうです。
なお、アヴェンタドールの後継モデルにはV12が継続採用されますが、ウラカンの後継モデルはV10でなくなる可能性があります。
PHEV化における最大の懸念は、車重の増大です。
ランボルギーニはこの問題に、カーボンファイバーの使用量をより一層増やして対応すると見られています。
ランボルギーニ初のEVは2025年以降
EVはランボルギーニ第4のモデルとして、2025~2030年の期間にデビューします。
このモデルは4人乗りの2ドアGTカーとして開発が進められているそうです。
EVのプラットフォームは、ランボルギーニはポルシェやアウディと同じPPEプラットフォームを採用することに決定しています。
しかし2020年代後半となると、次世代のEVプラットフォームであるSSPアーキテクチャが採用される可能性もあります。
SSP(スケーラブル・システム・プラットフォーム)は、フォルクスワーゲングループの全EVの80%に導入される計画で、バッテリーやモーターといったハードウェアだけでなく、自動運転やモビリティサービス等のソフトウェアも統合されます。
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