デイリーF1ニュース(2017年5月30日号) ルノー、ペレスと極秘交渉中 他
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- ルノー、ペレスと極秘交渉中
- フェラーリSF70-Hは最速マシン!?
- ハミルトン「現時点では満足できる車じゃない」
- ピレリがF1の株式を取得!?
それではご覧ください。
前日のデイリーF1ニュース
デイリーF1ニュース(2017年5月29日号)モナコGP決勝を振り返る
翌日のデイリーF1ニュース
デイリーF1ニュース(2017年5月31日号)トト・ウォルフ「今のメルセデスは負け犬」 他
ルノー、ペレスと極秘交渉中
ルノーは来季のドライバーとして、現在はフォース・インディアに所属しているセルジオ・ペレスをリストアップしており、水面下で交渉中だと言われています。
ルノーは不振のジョリオン・パーマーに替わるドライバーを探しています。
2017年末までペレスとフォース・インディアの契約が残っているため、両者の交替は2018年シーズンからになりそうです。
しかしフェラーリのキミ・ライコネンにも、2017年限りで同チームを放出されるという噂があるため、ペレスにはフェラーリのシートを狙うという選択肢もあります。
どちらにしろ、ペレスがフォース・インディアに在籍するのは、今年が最後になるでしょう。
これまでの彼の貢献を考慮すると、契約延長の際にはかなりのサラリーアップが要求されるはずですが、フォース・インディアにはそれを支払う財政的な余裕がないからです。
Source: Renault is closing in on Sergio Perez
フェラーリSF70-Hは最速マシン!?
16年ぶりにモナコGPで勝利したフェラーリ。
「モンテカルロの呪い」を打ち破ったのは、セバスチャン・ベッテルの素晴らしい走りと、SF-70Hの優れたパフォーマンスでした。
「今日の1-2フィニッシュは、トラック上で車とドライバーのクオリティを見せつけた。チームにとって素晴らしい結果だ」と語るのは、スクーデリアを率いるマリオ・アリバベーネ氏です。「どちらのドライバーも、チャンピオンの貫禄だった」
「ポール・ポジションからスタートしたキミは、予定された周回数で行われたピットストップまでの間、レースを支配した。セブはダニエル・リカルド(レッドブル)をカバーするため、さらに数周を走った」
先にピットインさせられたことにライコネンはご立腹でしたが、34周終わりにピットインすることは、あらかじめ決まっていたようです。
「ベッテルのタイムは、使い込んだウルトラソフトタイヤとしては例外的だった。それによってピレリタイヤの品質を確認できたがね。キミについては残念ながら、バックマーカーの後ろで少しタイムを失ってしまった」
フェラーリのチーフ・テクニカル・オフィサーであるマッティア・ビノット氏は、SF70-Hについて次のように語りました。
「今日の結果は、昨日の予選で最前列を確保したために得られたものです。最大のダウンフォースが要求されるサーキットでの週末を乗り越えたことで、SF70-Hはあらゆるコンディションに適していることを証明してくれました」
SF70-Hが苦手とするコースは無さそうですが、エンジンの信頼性が低く、年間基数制限に引っかかる可能性が高いため、シーズン後半にはグリッド降格ペナルティを受ける場面が出てくるでしょう。
ベッテルは25ポイントのリードを得ましたが、見た目ほど有利ではなさそうです。
Source: Ferrari chiefs hail the ’omnivorous’ SF70-H | f1technical.net
ハミルトン「現時点では満足できる車じゃない」
13番グリッドからスタートしたルイス・ハミルトン(メルセデス)は、何とか7位でフィニッシュし、チャンピオンシップにおける被害を可能な限り抑えたものの、優勝争いにはまったく絡めませんでした。
「現時点では満足できる車じゃない」とハミルトン。「このチームに来てからの何年もの間に、車からこんな感覚を得るのは稀なことだ」
「1台の車がなぜ機能し、もう1台はなぜ機能しないのかを理解するには、調べる必要があるものがたくさんある」
「バルテリ(ボッタス)の車ではOKだったが、私の車では素晴らしくなかった」
モナコGPでは裏目に出た、メルセデスW08のロングホイールベースと、ハミルトンのアグレッシブなドライビングスタイルですが、カナダGPではそれらが強みになるはずです。
実際、ハミルトンはカナダを得意としていますし、モントリオールでは流石のフェラーリも苦戦することでしょう。
Source: Hamilton: 'It’s not a happy car at the moment’ | en.f1i.com
ピレリがF1の株式を取得!?
F1にタイヤを供給しているピレリが、F1の株式を取得するのではないかと噂になっています。
しかし当のピレリによると、そのような事実はないとのことです。
「私たちは何も与えられず、私たちも何も尋ねていません」と語ったのは、ピレリのCEOであるマルコ・トロンケッティ・プロベラ氏です。
「私たちはF1に参加していますが、財務的な投資ではありません。私たちの関与は、技術とマーケティングにあります。だから資本に入る必要は無い」
ちなみに「タイヤ戦争を歓迎するか?」との質問には、「私たちは競争する準備ができています」と答えたプロベラ氏ですが、「2018年にはさらに楽しいエンターテイメントを提供したい」ともコメントしています。
Source: Pirelli rules out buying into Formula 1 | en.f1i.com
前日のデイリーF1ニュース
デイリーF1ニュース(2017年5月29日号)モナコGP決勝を振り返る
翌日のデイリーF1ニュース
デイリーF1ニュース(2017年5月31日号)トト・ウォルフ「今のメルセデスは負け犬」 他
最後まで読んでいただきありがとうございます。以下の関連記事もぜひご覧ください。