デイリーF1ニュース(2018年10月26日)リカルド、自らの不運を嘆く
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお伝えするデイリーF1ニュース。
本日のニュースは以下の3本です。
- リカルド、自らの不運を嘆く
- ハミルトン、アメリカで不調だった原因が判明
- リッチエナジーがハースのスポンサーに
それではご覧ください。
リカルド、自らの不運を嘆く
レッドブルのダニエル・リカルドは、今季2勝(中国・モナコ)をあげているものの、後半戦はトラブル続きです。
アメリカGPでも、レース序盤でリタイアに追い込まれてしまいました。
「黒猫が私の行く手を横切ったかは覚えてないよ」とリカルド。
「なぜこんな事が起こるのか、本当にわからないんだ。でも私のアプローチを変える必要があるとは感じられない」
「シーズン序盤はとても強かった。しかしモナコ以降も、何か個人的な変化があったわけではない」
「私はそれを理解し、良くしようと努力している。でも奇妙なことに、シーズンは私にとって2つに分かれてしまった。それは実際に信じられないほどだし、どうやったらそんなことになるのかわからない」
リカルドは来季からルノーに移籍します。
「2021年の世界チャンピオンになりたい」と語るリカルドですが、移籍で悪い流れを断ち切れるのでしょうか。
Source: Ricciardo bewildered by 'incredible’ season of failures – f1i.com
ハミルトン、アメリカで不調だった原因が判明
鈴鹿での圧勝劇から一転、オースティンでは苦戦を強いられたルイス・ハミルトン(メルセデス)。
その原因が判明したようです。
ウォーターポンプ交換のため、日曜日の朝にハミルトンのマシンは分解されたのですが、それを戻したときに問題が発生しました。
「それはひどいクロスウェイトだったよ」とハミルトン。
クロスウェイトというのは、どうやらコーナーウェイトが狂っている状態を指す言葉のようです。
オーバルコースを走る競技では「ウェッジ」とも呼ばれます。
NASCARやインディカーだと、クロスウェイト=ウェッジを利用して、ハンドリングバランスを調整するそうです。
「右フロントと左リアに全ての荷重がかかっていた。左コーナーは曲がれたものじゃなかった」
一般的にコーナーウェイトは、右フロント+左リア=左フロント+右リアというように調整します。
もちろん4輪が等しくなるのが理想です。
「そこかしこで奇妙に感じたよ。ターン19を通過しているときには、とんでもない追い風か何かがあったのかと思ったくらいだ。右コーナーの方がマシだったけど、COTAには右コーナーが少ない。我々がその問題を抱えていなかったら、素晴らしい順位に入れただろう」
メルセデスでもこういうミスがあるんですね。
タイトルがほぼ決定しているので、メカニックも気が緩んでいたのかもしれません。
Source: Hamilton: “Massive” cross-weight ruined handling in Austin – racefans.net
リッチエナジーがハースのスポンサーに
イギリスのエナジードリンクメーカーであるリッチエナジーが、ハースのタイトルスポンサーになりました。
来季からはリッチエナジー・ハースF1チームというチーム名になるそうです。
契約は複数年と見られています。
リッチエナジーはフォース・インディアの買収を画策していたものの、そちらはローレンス・ストロール率いるコンソーシアムに先を越されてしまいました。
そこでリッチエナジー社は、上り調子のハースに目をつけたようです。
エナジードリンク市場の世界シェアは、レッドブルとモンスターの寡占状態で、残りのわずかなシェアを多数のブランドが奪い合っています。
リッチエナジーはおそらく世界シェア1%未満だと思うのですが、F1チームを支援するような巨額のマネーがどこから湧いて出てくるのか、とても不思議です。
Source: Rich Energy to be title sponsor of Haas from 2019 – pitpass.com
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