VWの新型電気自動車 ID.3(IDハッチバック)

VWの新車情報

VWの新型EV「ID.3IDハッチバック)」がついに発表されました。

このページではID.3の最新情報を随時更新しています。

更新情報

正式発表に伴い、ページ内容を修正しました。また、古い画像は削除しました。(2019/09/10)

最新のスパイショットを更新しました。(2019/07/16)

ティザー画像を鮮明なものに差し替え、パワートレインの内容を修正しました。(2019/05/09)

ティザー画像を追加し、パワートレインの項目内容を修正しました。また、ページ内の呼称を「ID.3」に統一しました。(2019/05/08)

パワートレインの項目を修正し、価格発売日に関する情報を更新しました。(2019/04/30)

最新のスパイショットを追加し、ページ内の情報を更新しました。(2019/02/12)


VW ID.3の概要

エクステリア

I.D. electric concept

vw-id_electric_concept-right-front
EVはフロントグリル無しが最近のトレンド
vw-id_electric_concept-side
リアドアハンドルの位置からすると、観音開きドアだ。
vw-id_electric_concept-rear
幅の小さなテールライトが特徴的
vw-id_electric_concept-roof
屋根は全面パノラミックルーフになっている
vw-id_electric_concept-roof-2
ハッチバックなのに、後席はキャプテンシートだ。

I.D.は「Intelligent Drive」の略だそうです。市販バージョンのI.D.は、2020年に登場します。

また、このコンセプトモデルには、VWの新しいデザイン言語が用いられています。2025年までに市場へと投入される35車種のEVも、このデザイン言語を元に作られるそうです。

ID.3(IDハッチバック)

ついに発表されたID.3

ヘッドライトには鱗のような模様が刻まれている。

オーバーハングの短さはEVならではだ。

テールゲートガラスの面積は極端に狭い。

テールライトは三角形の模様で構成されている。

Cd値はわずか0.267しかありません。
最小回転半径は5.1mです。

ボディサイズ
寸法(mm)と重量(kg)
全長 4,261
全幅 1,809
全高 1,552
ホイールベース 1,552
車両重量 1,719

目次に戻る

インテリア

ID.3のインテリア

高級感は無いが、清潔感のあるインテリアだ。

メーターディスプレイは他のVWの車とは異なるものが装着されている。

様々なインフォメーションを表示できるようだ。

音楽プレーヤーの操作ボタンのようなペダルがかわいい。

この黒い部分がドアハンドルなのだろうか?

センターコンソールの物入れ。

リアシートの足元空間はかなり広い。この広さはエンジンの無いEVの利点だ。

リアシートは40:20:40の分割可倒式。

ラゲッジスペース容量は、5名乗車時で385リッターです。

目次に戻る

パワートレイン

ローンチ時に販売される特別仕様車の「ID.3 1ST」に搭載されるモーターは、204ps・310Nmを発生します。
最高速度は160km/hです。

バッテリー容量と航続距離

電池容量(kWh) 航続距離(km)
45 330
58 420
77 550

航続距離はWLTP基準の数値。

特別仕様車の「ID.3 1ST」は58kWhバッテリーのみで提供されます。
ID.3 1STは内外装の色のみを選択でき、その他の装備は固定構成となっています。
装備の充実度合いに応じて「ID.3 1ST」「ID.3 1ST Plus」「ID.3 1ST Max」と3段階あるようです。

充電時間

ID.3 1STは、最大出力11kWのAC充電充電および100kWのDC充電が可能です。
DC充電を用いれば、30分以内に290km分の電力をチャージできます。

目次に戻る

価格

エントリーグレード(45kWh仕様)は、30,000ユーロ以下(記事執筆時点のレートで約356万円)で提供されるそうです。
日産リーフ・40kWh仕様の開始価格が324.3万円ですから、まあ妥当な価格なのでしょう。

ID.3は赤字覚悟!?

ドイツの自動車メディアであるAuto Motor und Sportは、ID.3を1台売るごとに3,000ユーロの損失が発生すると報じています。
最悪の場合、2025年までこの赤字を解消できないそうです。

自動車メーカーが赤字覚悟で電気自動車で売るというのは、珍しいことではありません。
過去にはフィアットが500eを赤字覚悟で販売し、セルジオ・マルキオンネCEO(当時)が「赤字になるから500eを買わないで」と発言したことがあるほどです。

規制をクリアするために一定量のEVやPHEVを販売しなければならないため、フィアットは苦肉の策として赤字でEVを販売したわけですが、VWの場合はラインナップの大部分をEVに移行する過渡期ゆえに、量産効果が得られず赤字となってしまうのでしょう。
EVの販売台数が伸びてくれば、自然と赤字は解消されるものと思われます。

目次に戻る

発売日

欧州では2019年5月8日から予約が開始されていますが、日本ではどうなるか不明です。
なお、初回に予約できるのローンチエディションの「ID 1ST」のみとなります。

ID.3は2019年9月のフランクフルト・モーターショーで発表されました。
生産は2019年11月にスタートし、2019年末に発売されるでしょう。
欧州では2020年初頭にデリバリーが開始されます。

目次に戻る

最後まで読んでいただきありがとうございます。以下の関連記事もぜひご覧ください。

VWの新車情報

Posted by dangoliath