マツダが新型EV(電気自動車)を計画中!
マツダが新型EVの発売を計画しています。
ここ数年間はSKYACTIV-Dに注力してきたマツダですが、ディーゼルに対する風当たりが厳しくなるにつれ、将来の環境規制に対応できる新しいパワートレインが必要になってきました。
マツダはハイブリッドシステムをトヨタから調達しているので、マツダが開発するとすればEVしかありません。
今回はマツダのEV戦略に迫ります。
トップ画像はHazumi Concept(2014) via netcarshow.com
マツダ新型EVの概要
ジュネーブ・モーターショーにおいて田中松広氏(マツダモーターヨーロッパGmbhのR&D部門トップ)は、Auto Expressのインタビューに対し次のように答えています。
マツダの新型EVは、おそらくデミオのような小型車になるでしょう。
Auto Expressでは、ルノー・ZoeのようなEVになるのではないかと予想しています。
新型EVのプラットフォームについては、
とコメントしており、新開発の軽量なマテリアルを用いた、新たなプラットフォームを採用するつもりのようです。
ロータリーエンジンのレンジエクステンダーは採用されるか?
新型EVにはロータリーエンジンによるレンジエクステンダーが搭載されるかもしれません。
ふたたび田中氏のコメントを引用します。
マツダはかつて、ロータリーエンジンをレンジエクステンダーに使った試作車「RE レンジエクステンダー」を製作したことがあります。
デミオベースのこの試作車では、リアの床下に330ccのロータリーエンジンを水平に設置。
ロータリーはRX-8のRENESISとは異なり、ペリフェラルポート吸気・サイドポート排気に変更。ツインプラグ仕様でした。
また、ジェネレーターの効率を引き上げるために、エンジン回転数をベルトで2倍にして駆動していたのも特徴です。
しかし、このレンジエクステンダーユニットは100kgもあり、モーターやバッテリーも合わせると、ベース車のデミオよりも300kgも重い代物でした。
田中氏の言葉を借りれば、マツダにふさわしいとは思えません。
また、近年のバッテリー性能の向上スピードは、ロータリーエンジンの性能向上スピードを上回っているため、わざわざレンジエクステンダーを搭載する必要があるのか正直疑問です。
とはいえ、マツダは2016年9月にアメリカでもロータリーエンジンによるレンジエクステンダーの特許を取得しているので、マツダ社内での研究開発は続けられていると考えられます。
マツダ新型EVの発売時期
新型EVは2019年の発売を目標としています。
ロータリーエンジンが搭載されるかどうかはわかりませんが、いずれにせよ楽しみです。
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